全員倒れている
この物語はフィクションです。
「はい、皆さん申し遅れました。私は進大と申します。このミスラ諸大陸で7番目に身長が高いと言われています。」
「いきなり、何を・・・殴りつけるなんて・・・」
「実は本物徒弟団のニシ様から、皆さんを叩きのめす様に依頼を受けています。」
本物徒弟団の50人の方達は全員地面に倒れている。
進大様が物も言わずに右拳を振りぬいたからだ。
全員を正面から殴りつけた。本物徒弟団の方達も抵抗をしたが、力の差を前に歯が立たなかった。
「皆さんが戦う緑龍は神出鬼没です。始まりの合図などありません。」
低い声が空から降ってくる。
「無茶苦茶だ。合同軍事演習の話しは何だったんだ。」
「そんな物最初からありません。皆さんに身の程を実体験してもらう為の口実です。」
「なんだって・・・」
「皆さんが油断していたとは言いません。しかし、戦いは理不尽な物です。
先手を取られると致命傷になる。当たり前の事です。
ニシ様の前に緑龍が現れた時、ニシ様も当初は他の方と同じくショックで体が固まっていました。
その後瞬時に気持ちを立て直し、勇気を振り絞って緑龍に飛び込みました。
飛び込んだ瞬間には勝算は無かったとの事です。
しかし、ニシ様は先手を取り、緑龍を捕えて従属させました。戦いに勝ったのです。」
「・・・」
「皆さんも私に襲われた際にやり様がありました。役割分担が早く出来れば、私を止める事も皆さんの力なら出来ました。
酷な言い方ですが、皆さんが立ち直るのは遅かった。
だから私に負けたのです。」
ガルベスとシアプは少し離れた所にいた。
いきなり進大様が暴れ出した時には、ガルベスはシアプの前に出て庇った。
しかし、最新型のレンタイ魔鈴紙300枚型(中級)であろうと、一撃止められたら御の字だろう。
ガルベスの魔力20M前半では、進大様の力を前に無力だった。




