一回休み
この物語はフィクションです。
昨晩は明け方に少しウトウトとしただけだった。
寝不足で目の下に薄っすらクマが出来ている。化粧で何とか隠したが、気持ちは凹んだままだ。
朝食はなんとか半分食べたが、それ以上は入らなかった。
今日は二人共に仕事を休んで北教会にいる。
お兄ちゃんの西地区・変態経済特区の仕事は、既にロストさん達で回っている。
特製別袋に16,000食分を入れて、他の資材と合わせて現地に届く手配をしたが、他の事は何も手に付かない。私は呆然としている。
「シアプ。なんと全部上級の素材を使ってプリン作って来たよ。
僕とシアプとレアさんでこっそり食べよう。」
お兄ちゃんが作ったプリンは美味しそうだった。
味も上級に違いない。もしかしたら、特級かもしれない。
心して3人でプリンを味わった。
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数日前から特注の杖を右腕に嵌めて、北教会の内部で歩行練習をしている。
北教会の1階だけなら、問題なく歩けている。心臓に痛みは無い。呼吸も苦しくはない。順調に回復している。
お医者様の話ではこれから1カ月で、特注の杖は必要なく歩ける。
2か月で早歩きが出来る様になる。3ヵ月で小走りが出来る様になる。
元々心臓を悪くする前には、近所の低山で山歩きをしていたぐらいだ。早く以前の様に歩きたいが、油断は禁物だ。
疲れた時には無理をせずに、車椅子を併用する様に言われている。
15時になった。もう過ぎた事はどうしょうもない。
ヴィザン領に何も言える訳がない。
また新しく情報収集をして、策を練ろう。今までが上手く行き過ぎていただけだ。躓くのは当然だ。人生の辛さを私もお兄ちゃんもよく知っている。
目玉の古賢(古えの賢者)曰く、小さな事からコツコツとだ。




