続ける理由
この物語はフィクションです。
ガルベスは弱っていた。
今日で西教会の変態経済特区での炊き出しは、5日の営業を終えた。
17時過ぎ、久々に北教会に帰ってきて自室で休んでいた。
「お兄ちゃん、今話して大丈夫。」
シアプからの声掛けに答える。
「大丈夫だよ。ただ正直、今から掘り搾りをしたい。
女の人に丸5日接触してないんだ。
超人王様が48時間、女の尻を触れなかった時。
右手の震えが止まらない禁断症状が出たっていうけど、
多分僕も似たようなもんだと思う。
今は飢えが酷い。本当に女の人と接触したいよ、・・・。」
「分かったわ、話しは明日の朝にしましょう。」
「ありがとう。うれしいよ。」
~~~~~
「あー、凄いよ。最高だよぅ、気持ちいいよぅ。天国・天国にきたよぅー。」
掘り搾りをしている会場の前を通ると、実兄の魂の声が聞こえる。
正直きつい。でも不明大司教様の指令に全力で答えてくれている。
無理をさせているのは重々承知しているけど、
何とか耐えて欲しい。
西教会の変態経済特区での炊き出しは、お兄ちゃん以外の人には出来ない。
他の尻女神教徒は絶対にロストさん達を許せない。
央海国民にとっても、ロストさん達は国を滅ぼし掛けたキッカケを作った。
央海国民の篤志家が支援しようとしたが、周囲からの圧力で止められた。
支援するのならば、あなたとの取引はしませんと。
自分の破滅を分かった上で、憎まれている相手を助けるなんで不可能だ。
ロストさん達を助ける事が出来るのは、不明大司教様だけだ。
突拍子も無い事を突っぱしってやる、と言われている。
不明大司教様がやる事ならば、他の尻女神教徒も反対まではしない。
不明大司教様に反対意見を述べるのは、きっと誰でも怖ろしいから。
面と向かって不明大司教様に言えるのは、レンタイ国の現国王・突撃王様だけだろう。
しかし、突撃王様は不明大司教様からの、ロストさん達を助ける施しについて賛成すると明言された。
それどころか、施しの費用をレンタイ国の予算から出してくれた。
金額にして20万オウカ(約2,800万円)=20万ドロ。
どういう事か私には分からない。
政治的判断なのだろうけど、不明大司教様と突撃王様がロストさん達を助ける理由が分からない。
「来るよ、来るよ。来たぁー、〇〇〇〇〇、〇〇〇。サイコーゥーーー。」
実兄は今すべてを出し切った。
ワイズマン・アワーがこれから始まるだろう。




