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魔力が上がると世界が変わる

この物語はフィクションです。

 昨晩のお兄ちゃんの掘り搾りは1試合だけだった。

その1試合でお兄ちゃんの魔力は、8M→10M半ばに一気に上がった。


お兄ちゃんはワイズマン・アワーになり寝てしまったが、他の方達に頼んで部屋まで送ってもらった。


北教会内部でもお兄ちゃんは注目の的だ。

魔力が10M半ばとなると、女は男を放っておかない。


男にとって愛する人になろうと、あの手この手で男に近づいていく。


5M→10M半ばまで、お兄ちゃんの魔力が上がったのは同じ女性だ。


丸顔に優しい表情の温和な女性。


お兄ちゃんの好みのど真ん中ストライクだ。


何度か話したが性格も良さげだ。育ちの良さを感じる。


魔力は4Mのままだが・・・、お兄ちゃんの愛する人には相応しいと思う。


~~~~~


私はお兄ちゃんの部屋までやってきた。

お兄ちゃんには今日も西地区の変態経済特区で、

炊き出しをしてもらう予定だ。

しかし、起きているだろうか。


 お兄ちゃんは起きていた。時間は朝の5時だというのに、

着替えも済ませている。

こういう所は意外としっかりしている。



 今日からは特製別袋を用意している。

時間経過が発生しない特製の別袋だ。

ここに昨日、大規模に口入れ屋のバイトを雇って作った物が入る。


命のシチューと命のパンが7,000食分だ。

特製別袋も7個用意している。すべて中身はパンパンだ。


 お兄ちゃんがシチューを作り、パンを焼いている途中で、

この特製別袋から昨日作った物を出す。


作りたてを入れているから、熱々のシチュー・焼きたてのパンだ。

当然、周囲にはバレバレだが、飢えに飢えている人達が相手だ。


相手もどうこう言う余裕は無い。

疑問があろうが、目の前に命のシチューと命のパンがあれば食べる。


これで今日は凌げるはずだ。


こちらも明日は9,000食分を作る予定だ。

特製別袋も確保してある。



「なあシアプ。いくら何でも大がかり過ぎないか。

予算は大丈夫なのか。


突撃王様や不明大司教様に迷惑にならないか。

これって諸々の費用を見込むと、1日で5,000オウカ(約70万円)以上は掛かるんじゃないか。」


「お兄ちゃん、いい線いってるわよ。

1日で6,000オウカ(約84万円)よ。」


「こんなペースなら、すぐに資金がショートするんじゃ。

突撃王様や不明大司教様に、追加資金を要請する度胸は僕には無いよ。」



「資金は小口募金でも集まっているの。

1口3オウカ(約420円)から募金出来るのよ。


直接の支援は出来なくても、1口の募金ぐらいなら、まあしても良いかな。

って考える人は結構いてね。


日に日に小口募金は増えていっているから。

見通しとしては、3ヵ月なら今の形を継続出来そうなのよ。」



 まあ、飽くまで予想だから不明確だけども。

わざわざお兄ちゃんには言わない。

目の前の事に注力してもらう為だ。



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