大きな流れ
この物語はフィクションです。
央海歴900年7月15日
13時30分 央海国・北教会
最近仕事はすこぶる順調だ。
僕自身の魔力も昨日5M→8Mに上がった。
何もかも上手い事いっている。
今までの14年間と比べると怖いくらいだ。
順調な時ほど気を付ける言葉がある。
古賢(古えの賢者)曰く、禍福は糾える縄の如し。
悪い事ばかりは続かない、良い事ばかりも続かない。
「ガルベス君~ん。今来てるよ、来てるよぅ~。
ビックなウエーブが、この北教会に来ているよ。
君とシアプさんのおかげだようぅ~。ありがとう~。」
教会長様も好調だ。
僕達が教会長様に紹介状を渡した15人中、全員が掘り搾りまでする事が出来た。
魔力の内訳は、30M前半1人(キヨミ君)。20M半ば2人。
10M前半4人。5Mが3人。2Mが2人。0Mが3人だ。
15人中7人が10M前半以上。
元の魔力はいずれも3Ⅿ以下の人達だったのだから、当たりを引き続けたと言われる成績だ。
ちなみに最初のバイトの2人は、2人共に10M前半だった。
これで完全に勢いがついて希望者が殺到している。
ガルベスさんに見てもらって、人外区への許可証と教会長様への紹介状を書いて欲しいという人が来ている。
ただ魔力が2Mの2人と0Mの3人は、尻女神教徒にはならなかった。
この5人は元々魔力が2Mと0Mだったので、掘り搾りで魔力上昇が起きなかった。
これについては仕方が無い。
利益が無いのに掘り搾りを続けてくれとは言えない。
「ガルベス君~ん。
今の北教会は全員で102人の体制になっているんだ。
皆一丸となって頑張ってくれている。
そこでなんだけど、今晩の夕食に巷で話題になっている、君の出汁入り卵焼きを全員に作ってもらえるかなぁ~。」
「はい喜んで作ります。」
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つ、疲れた。今日は掘り搾りが休みの日で良かった。
食べてもらった皆さんにも好評で良かったよ。
本職の料理人の方には、割り込んで申し訳なかったけど。
さて明日からはバイトは10人態勢になる。
もう卵焼き屋・レンタルビデオ屋・1オウカショップの営業は、シアプが手配した後任の方に引き継いだ。
明日から僕は尻女神教徒の希望者に対しての、ステップ①~③を専門にするようになる。
『希望者事前の手順』に従っての。
①『簡易テスト』
②『健康状態・心理状態の安定』
③『掘り搾りの映像』
この3つをクリアした人にだけ、人外区への許可証と教会長様への紹介状を渡すのが仕事だ。
今までの所はシアプの目利きが凄いからか、希望者全員に人外区への許可証と教会長様への紹介状を渡せている。
ただ明日からは分からない。おそらく人数は増えるだろうが。




