表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1108/1131

悪い噂

この物語はフィクションです。

 西暦1582年6月13日


10時00分  近江国・安土城


「おい聞いたか。関東の北条によう、空飛ぶ蜥蜴の化け物が出たってよ。


なんでも八王子って所と、本拠地の小田原城内に出て、数百人が殺されたってよ。」



「ああ、さっき俺は聞いたよ。


あれっ、俺が聞いたのは伊豆国の韮山と、武蔵国の河越に出たってきたぞ。」



「へぇ~、何かさぁ。色々出てるんじゃねぇかそれ。


俺がさっき聞いたのはさ、下総国の逆井って所と、上野国の鉢形って所だって話だったぞ。」



「何言ってんだよ。武蔵国の滝山だよ。それと同じ武蔵国の小机だよ。


あれっ、おいもしかしてだけどさ。


これだけ話が食い違うって事はだよ。


一杯出てるんじゃないか、その空飛ぶ蜥蜴の化け物はさぁ。」



(おいおい、何ですと(*^^*)。


僕が昨日までの8日間に、織田家への引継ぎで大騒ぎしている最中に。


緑龍が複数頭、関東に出てるんじゃないの?。


これはマズイ。久太郎殿に話して現地調査に行かねば。)



~~~~~


10時10分  同


「という訳で久太郎殿。


関東から遠く離れた安土城まで噂が届いています。


緑龍が複数頭、関東に出現しているかと思われます。」



「・・・、ガルベス殿。少しお話の時間を頂けませんか?。」


「私は構いません。」



「ふう~、今現在。織田家と北条家は友好関係にあります。


北条家は織田家に対して恭順の姿勢。


このまま情勢が進めば織田家の天下統一の過程において。


いずれ北条家は織田家の軍門に下る見通しです。」


「はい。状況からするとその通りでしょうね。」



「大殿は・・・、関東を支配する北条家をそのままにはしない・・・。


北条家の推定石高は230万石~260万石と、織田家は見積もっています。


・・・、欲しいですね。北条家がそんな大勢力を温存するのは、織田家としては望ましくはない。」



「徳川家(約70万石)・毛利家(約95万石)と近い水準。


あるいはもっと削って約50万石程度の勢力としてしまいたい。


そして削った分は織田家の取り分にしたい。」



「大きな声では言えませんが、大殿の偽らざる本音かと推察。


今回のその緑龍被害、北条家は大変なれど。


織田家は敵の混乱に乗じて、土地を奪いたい。」



「・・・、久太郎殿。


戦争ですから、私は別に織田家の方針をどうこう言う積りはありません。


将来的に傘下に加わるにしても、北条家が大勢力のままでは織田家は面白くない。


出来るなら織田家の歯向かえぬ程度の力に押さえたい。


そして織田家としては土地を奪って、我が物にしてしまいたい。」



「金銀財宝・茶器・官位・感状・銭・・・、もちろん褒美として魅力的な物ですが。


何と言っても恩賞・褒美は土地。


土地は唯一の生産場所、土地に勝る褒美等、本当は無いはず。


と・・・多くの武士は考える。土地こそが恩賞・褒美の王様です。」



「北条家にむざむざ230万石~260万石を残す理由は無い。


織田家も土地は欲しい。配下への恩賞・褒美に使いたい。


もちろん自身の生産場所としても、北条家の支配地が欲しくてしょうがありません。」



~~~~~


10時40分  同


 その後も久太郎殿と話し合って、僕が北条家の調査に行く事が決まった。


ただ現地の北条家の情報は、久太郎殿も真剣に欲していたので。


調査にて見知った物事は、久太郎殿に共有する事を約束した。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ