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豆腐そのものが以外と高級品

この物語はフィクションです。

 西暦1582年6月5日


14時00分  山城国・京


「はぁ~っ、豆腐をこんな大量に作れるとは・・・。


某達は心底驚いております。」


 織田の大殿の料理人・佐川殿。大田原殿。生井土殿の3人だ。


大殿様が京に滞在する為に安土からやってきた。


今は僕とシロナさんが作る豆腐を見て驚いている。



「何よりこの大豆の品質。種類や生育状況その物が全然違う。


丸々と大きくて味がしっかりしているのに、豆腐作りに何の支障も無い。


これは大殿も喜ばれるはずだ。」



「そうですな。この上品な木綿豆腐に、大殿好みの焼き味噌を塗れば。


喜んで召し上がって頂けるはず。」



「佐川殿。大殿様は濃い味付けが好みなのでしょうか?。」



「はいガルベス殿。塩気の強い濃い味付けが好みです。」



「それならこの麻婆豆腐は如何でしょうか?。


ひき肉と甘辛い味付けが良いかと。」



「う、うまい!これは大殿の好みにピッタリですよ。


きっとお喜び頂けます。」



~~~~~


14時30分  同


(なんと美味な・・・。炭将ガルベス殿が料理人というのは知っていたが。


この麻婆豆腐なる料理の刺激。辛み・ひき肉の旨さ・豆腐への味付け。


旨いなぁ。また食べたくなるわぃ。)



(それにシロナ殿という小柄な女性がつくったという焼き味噌。


ネギ・ショウガに儂が好きな赤味噌を加えて作っているが。


旨い・・・佐川達の作る焼き味噌も旨いのだが。


同じ材料を使っているというのに、また味わいが全然違う。


おそらくハチミツを少し加えているな。)



(食後には干し柿。レンタイ国でガルベス殿が作ったという物だ。


甘くて美味い・・・干し柿だというのに果肉がみっちり詰まっている。


柿そのものが全然違う、その上で凄腕料理人のガルベス殿が手間を掛けて作っているとの事だ。


儂が今まで食べて来た干し柿の中で、ブッチギリの最高だ。)



「ガルベス殿。この干し柿だが通常の干し柿の様に保存は効くのか?。」


「はい。今の季節は本来の干し柿の作成時期と異なりますが。


この干し柿は想定では20日程度は美味しく食べられます。」



「この干し柿・・・あるだけ買わせて頂きたい。


家臣にも他勢力にも贈答品として送りたいのだ。」



「それでしたら、干し柿3万個程を用意致しましょうか。


色々配るならばそれぐらいあった方が良いかと。」



「・・・そんなに急に用意出来るのか・・・。


相分かった。久太郎と話し合って用意と支払いをお願いする。」

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