小田原城に最初期型緑龍が2頭
この物語はフィクションです。
西暦1582年6月2日
2時00分 不明の館
「皆様、相模国の北条氏の本拠城・小田原城の城内に最初期型緑龍が2頭出現しました。」
「レ、レイナ様。攻撃して倒せるのでしょうか。」
「シアプ様。具合が悪い事に城内の人口密集地に出ており・・・。
私が攻撃をすると周囲の人々も巻き込みます。
緑龍が人の少ない場所に移動すれば、『元気の押し売り号』の超精密攻撃で倒せます。
ですが、今現在は難しい状況です。」
「レイナ様。俺はレイナ様が天才だって事は痛い程よく分かっている。
だが言わせて欲しい。
緑龍が継続して暴れれば更に犠牲者が急増する。
今巻き添えを出してもレイナ様が超精密攻撃をすれば。
新たな犠牲者は減ると思うんだが、どうだろうか?。」
「ギギロ様。私の攻撃での巻き添えの犠牲者と、緑龍が起こす想定の被害者・・・。
試算では私の攻撃で巻き添えの犠牲者の方が、遥かに少ないです。
・・・分かりました。2頭を攻撃します。」
レイナ様は低い声でボソボソと命令を出した後に。
俯いて右手が微かに震えていた。
「終わりました。今回の2頭の緑龍発生による総死者数は44名。
負傷者79名となります。」
「レイナ様、顔色が悪くなっていますよ。もうお休みになられては。」
「シアプ様、申し訳ございません。お言葉に甘えて休ませて頂きます。」
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2時20分 同
「これで3件目だな。5月25日に首都レンタイに1頭。
5月26日の武蔵国八王子城付近に1頭。
そして今日・6月2日に相模国小田原城内に2頭か・・・。
なんだろうなぁ~、関東地方に出やすいのかな?。」
「ギギロ様。それよりもさっきのレイナ様は相当辛そうでしたよ。
今後も緑龍の出現が続けば、現地の人を巻き添えにしてしまい。
レイナ様の大きな負担になりそうですよ。」
「(。-`ω-)ぬぅ、そうだよなぁ。レイナ様はあれで結構優しい面があるからなぁ。
俺だったら『緑龍を倒す為だ、時間が掛かる程に犠牲者が増えるんだから、止む無し撃てェーー!。』で終わりだけれども。
レイナ様はそうはいかんわな。」
「以前にもっと精密に攻撃する兵器を開発するって言ってましたけど・・・。」
「お兄ちゃん、それなんだけれどもね。
レイナ様も色々試行錯誤したんだけれど、緑龍の龍壁を確実に破壊して1撃で殺すとなると。
最低限の威力が必要なんだって。
今回の超精密攻撃では、それらのバランスを取って作られているんだけど。
今の所はこれ以上威力を抑えると、緑龍を倒せなくなっちゃうのよ。」
(ふぅ((+_+))、レイナ様と言えども何でもかんでも出来る訳では無いか。
そりぁ当然だよねぇ。上手く行かない事があって当然、無くて不自然だよ。
それにしてもどうしようか・・・。
このまま今後も最初期型緑龍が出て来た時には、レイナ様に大きな心理的負担を強いるのはマズイ。
何か良い方法を考えねばならないな・・・。)




