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大運河完成

この物語はフィクションです。

 西暦1582年6月1日


11時00分  備中国・高松城付近


「ほぅ、ネゴ殿。大運河は先程完成したという事か?。」



「はい、織田様。レイナ様から連絡があり、大運河の全工程が完了しました。


これから最終確認を行い、問題が無い場合には、13時より大運河に海水が流れる様に致します。


大運河は干潮・満潮に合わせて、丹後国の田辺から海水が流入・循環・排水される様に設計されております。


合わせて水の流れによってタンカーが運送されます。」



「・・・凄まじい事だな・・・。地形をわずかな間に改変してしまうとは。


5月25日の朝に話しがあって、6月1日の昼には出来てしまう・・・。


僅かに7日半で・・・。言葉が出ぬわ。」



「丹後国の田辺には既に120の北国舟(現在の主力商船)を改良設計した。


北改1号が完成しております。


船乗りも周辺から織田家と取引のある商人を通じて。


120の北改1号を運用できる人員を確保しております。」



「北改1号の基本的な操作性は、北国船と変わらぬ様に工夫されていますので。


彼らは問題無く、タンカーから移し替えたコンテナを積載して。


越前の敦賀港、同じく三国湊港。若狭の小浜港。加賀の安宅湊港、同じく元吉湊港。能登の七尾港、同じく輪島港。越中の岩瀬港。


織田様の日本海の主要湊に北改1号が・・・。」



「ネ、ネゴ殿。少し良いか?。」


「はい?。織田様。どうか致しましたか。」



「そのタンカーという大船を使って、首都レンタイからコンテナに入った食糧や日用品等々を、ドンドンと丹後国・田辺に運ぶ。」


「はい。その通りでございます。」



「各地の港に北改1号で運ばれたコンテナは。


各地の地元商人に売り渡す。」


「はい。その通りでございます。」



「レンタイ国は各地から丹後国・田辺に帰る時には。


各港の物資を大量に買って、コンテナに詰めて帰る。


支払いはレンタイ国が作成した永楽銭を使うと。」


「はい。その通りでございます。」



「レンタイ国は各港から集まったコンテナを、タンカーに積み替えて。


首都レンタイで集めた日の本の物資を、再構築や再利用して価値を生み出すと。」


「そうでございます。ご安心下さいませ。


レンタイ国では物資の流れも監視出来ていますので。


各地にインフレ等の異常が出ない様に、しっかり目を光らせております。」

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