温い風呂は身体に良いって、テレビの健康番組で昔やっていたよ
この物語はフィクションです。
西暦1582年5月31日
17時00分 不明の館
「ガルベス殿。お疲れぇ~い様だぜ。ふぅ旨いぜ弱ワイン飲料がよぅ。」
「そうですね。ギギロ様。久々に飲みますけど、良いですね。」
「こいつはなぁ~、アルコール度数が0.15%なんだよぅ。
ま、俺達尻女神教徒しかこんなモンは作らないし、呑まないけどなぁ。
旨いよ。」
ギギロ様はワイングラスに40cc程を入れて、僅かに唇を湿らせて弱ワイン飲料を味わっている。
僕も同じだ。・・・気分の問題だから、これでホントに酔える奴は。
味醂舐めたって酔える程、生粋のアルコール分解の出来ない下戸だけだろう。
ギギロ様も僕も仮に、普通のアルコール度数が6%~9%ぐらいのワインならば。
体質的には1Lぐらい飲んでも、まぁ普通の酔っ払いで済むのだが。
僕達は尻女神教徒・・・アルコールは0.5%以下の度数。
それも10日に1回・一度に200ccまでという、他教徒からすると『お前ら水飲んでんのと何が違うんだよ。それで酔える訳ないだろうが。』って正論を食らう基準だ。
だが、尻女神教徒はアルコールについては、とても厳しい基準となる。
これを無暗に破って好きに飲酒を繰り返せば。
偉い人が出て来て、『君、一体どうなっているのかね?。』と詰められる。
ギギロ様も僕も過去に詰められた事は無い。
基準を破った事も無い。(多少の度数のアップや量なら問題無し。反復継続的な飲酒はご法度)
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17時10分 同
「今回の毛利家はさあ、昼に降伏の使者(安国寺恵瓊殿)を遣わしてなぁ。
織田家に降ったもんなぁ。
偉いもんだよ、本軍が戦う前に降伏・・・。
領土や地位やらはこれから詳細を決めていくんだろうけどさぁ。
中々出来ないもんだよなぁ~。」
「いくら力の差があってもさ、これまでの関係で引くに引けないとかさ。
意地だとか、屈辱だとか、戦えば勝てるかも知れないとか希望的観測に流されちゃうのが、あるあるなんだけどよぅ。
雑念が湧きまくって、冷静な判断が出来ない物だってのによう。
苦しい道を選択して降伏・・・。
毛利家の首脳陣はクールだぜぇ。感心しちゃうよ。」
確かにギギロ様の言う通りだと、僕も思ってしまう。
戦う前に降伏なんて余程の理性と忍耐がなければ、無理だからなぁ。
まぁでもこれで織田家の大きな敵は、一つ減った。
他に聞いている大きな敵となり得る勢力については。
九州に大友・龍造寺・島津。四国に長宗我部。
北陸に上杉。関東に北条・佐竹。東北に伊達。
これらが敵対している、あるいは敵対するかも知れない所だそうだ。
まぁまだ織田家にとっては先の長い戦いが続くようだ。




