毛利の諜報部隊も当然いる
この物語はフィクションです。
西暦1582年5月31日
9時30分 備中国・高松城付近
「ぬぅ、ご当主様より緊急の招集と・・・。
これから直ぐに参りまする。」
(何だろうか、甥の右馬守殿から呼び出しとは、兎に角向かおう。)
「隆景。お主もご当主様から招集か?。」
「はっ、兄上(吉川元春)殿もですか。」
「・・・、何かマズイ事が起きたかな・・・。」
「そうやも知れませぬが、まだ見当が付きませぬな。」
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9時40分 同
「叔父上殿達、申し訳ございませぬ。
どうしても急を要する事が起きました。
世鬼(世鬼政定・現毛利家の諜報部門代表)。
先程の話を叔父上殿達に話してくれ。」
「御意。昨日の朝・京での出来事ですが・・・。
そして今朝未明より堺から織田とレンタイ国が・・・。
想定では後40分~50分でその1万人の部隊は、羽柴勢と合流致します。」
「・・・世鬼よ。血迷ったのか?。
空に浮かぶ大蛇?。信長がその頭に乗って金銀を撒いた?。
堺から快速船で1万人が先程備中国に上陸した?。
後40分~50分で羽柴勢と合流?。
儂はお主でなければもう斬っているぞ。」
「吉川様、私の報告が虚言であるならば首を差し出しまする。
私の報告に嘘偽り等ありません。父・世鬼政時に誓って真の事にございます。
他ならぬ私自身が京で諜報中に一部始終を見ております。
その後は織田勢の後を付けて堺に向かい。
今朝は未明からその快速船に密航して、私は備中国に来ました。
そのまま織田勢から離れて、一気にこの本陣まで駆けてまいりました。」
「・・・兄上殿。信じたくはありませぬが。
小早川の諜報網では、織田がレンタイ国の支援・援助を受けている事は間違い無く。
また世鬼殿は織田勢に同行してここまで来ている・・・。
真の事ではありませんかな、儂(小早川隆景)は信じたくはありませんが、信じさるを得ないかと。」
「世鬼、ご苦労であった。これは褒美の金小判20枚だ。」
「ははっ、有難き幸せにございます。」
「それと部屋の外で見張りを頼む。
今は儂と叔父上たちだけで一度話し合いがしたい。
宜しく頼む。」
「ははっ、承りました。」




