何でお前が出てくんねん
この物語はフィクションです。
西暦1582年5月30日
3時10分 不明の館
「シアプ様・ギギロ様・ガルベス様。
寝ている所を申し訳ございません。
会議室に集合して頂けます様にお願いします。」
「う、うぁ~、マジか。2時に緑龍が出なかったから寝たのに・・・。
呼び出し、こんな時間になんなんだよぅ~、朝起きてからじゃぁ駄目なのかよぅ~。」
文句を言いつつもサッと着替えて会議室へ向かう。
シアプとギギロ様も眠い目を擦りながら、直ぐに来た。
「レ、レイナ様。緊急の呼び出し、何があったのですか?。」
「皆様、赤紫大蛇のレパトリ殿です。
京の最大人口・下京と貴族街がある上京の上空を。
時速3km程度でゆっくりと移動しています。」
「はぁ!レパトリ殿ですか。
えっ、レパトリ殿はトガリ国と一緒に、カッツ島がミスラ諸大陸・北海に出て来たから。
すぐにカッツ島に帰っていたじゃないですか。」
「はい。ガルベス殿。その通りです。
ですが現在、原因不明ですがレパトリ殿は京にいます。
まだ夜中ですので闇に紛れて、京の人々に発見されていませんが。
バレるのは時間の問題です。
夜が明けると京はレパトリ殿を見て、恐慌状態に陥ります。」
「と、兎に角。僕は京に行ってレパトリ殿に会って話して来ます。」
「ガルベス様。その際には牛肉を大量に持って行く事をお勧めします。
本当は生きた牛が良いでしょうが、レパトリ殿は牛肉でも食べると聞きました。」
「は、はいレイナ様。牛肉を特性別袋に詰め込んで、行って来ます。」
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3時30分 同
「ギギロ様。レンタイ国全権代表のネゴ殿に連絡をお願いします。
ネゴ殿を通じて織田家の大殿様に、レパトリの事を伝える必要があります。
レパトリ殿はガルベス殿が、牛肉を与えて制御可能。
京の人々を襲わず、危害も加えない事を伝えた上でですね。」
「赤紫大蛇のレパトリ殿は瑞獣(出現しただけで、その土地に利益も齎す縁起の良い生き物)だと言って下さい。
そうして実際にはレンタイ国と私の力で、農作物の育成が豊作になる様にします。
レパトリ殿は有難い生き物ゆえに、怖がる事は無い。
寧ろ出て来てくれて幸運なんだと、織田の大殿様が各階層に賄賂を送りながら懐柔して頂きましょう。」
「・・・、そうだな・・・。
織田の大殿がそういう言動をすれば、逆らえる者はまぁいないな。
分かりました、ネゴ殿→織田殿に話を持って行きます。」




