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うーざーはラムネ瓶の中  作者: スカート保存委員会
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ウイニングロードの守り神・デス・トラーデ

ヘルド村。

「うーざーたちは伝説の占い師に会えたかの…… うーん。心配だ」

「そんなこと言ってないでこっちもそろそろ本格的に取り掛かりましょうよ」

「そうか…… うーむ。もうそんな季節か。では…… 」


「申し上げます! 先ほどネーロワンが連れていかれました! 」

どうやらこちらでもトラブル発生らしい。

「何だと? 」

「それからユウセーが炎上してダーゲンが大活躍だそうです」

「馬鹿者! ダーゲンはうーざーと一緒だ。その情報はガセネタに違いない」

「はあ…… ではダーゲンは現在どちらに? 」

「順調なら恐らくウイニングロードにたどり着いてる頃だろう」

「ウイニングロード? 」

「そうかお前たちは知らないか。あそこにはな守り神がいるのだ」

「それは初耳で…… 」

「まあ大丈夫だとは思うが奴らのために祈りを捧げるとしよう」

こうしてツー爺たちはヘルド村で慌ただしい日々を送る。

間もなく始まる長い長い戦いに備えて。


その頃うーざーたち一行はウイニングロードを前進。

この終着点が恐らく元の世界に繋がっているのだろう。

それを信じて歩みを進める三人と一匹。

少し進むと橋が見えて来た。もう終点? そんな簡単な訳ないよな。

誰もここには来てないので勝手がよく分からない。


何だ? どこからともなく唸り声が響く。何だどう言うことだ?

橋に足を踏み入れた瞬間に遠吠えが激しくなる。

まさか…… オオカミ? でもそんなはず……

考える暇も与えられるずにオオカミに囲まれる。

奴らは賢いのもあり人間の言葉を理解してるはず。それなのに呻くだけ。

これこそ試練だろう。もちろんこれくらい分かっていた。

囲まれ言葉も通じず後退する。

優勢と見たオオカミたちが一斉に襲い掛かる。

待ても通用しない上にこっちは三人と一匹。

しかもダーゲンは先の戦いで小指を痛めて本調子ではない。


ネコが威嚇のシャーを発動。しかしオオカミが怯むはずがない。

仕方ない。ここは奥の手を使うとしよう。

まずは石を投げて怯んだ隙に逃走。前方にいたオオカミは可哀想だが排除。

全力疾走で第二の橋まで

どうやらオオカミたちは統率が乱れ追跡を断念したらしい。


では第二の橋を渡るとしますか。

キツネダンス軍団登場。

どうもシュワシュワ王国で戦った動物と再試合するらしい。

ダンス対決。ここは再び俺の出番のようだな。


♪イエイ キツネ キタキタ キツネウドン イチニンマエ

 クウゾ クッテ クッテ  クテヤール  アブラアゲ

 オドル マワル ダンス  ダンダンエー ベリーダンス


ついにダンスまで披露。完全復活の夜のポエマー。

もう封印も卒業もやめだ。戦う。俺は自分の未来を取り戻すために戦う。

「俺たちも続くぞ! 」

そう言ってダーゲンと嫌々トノサキも。

これでもう敵なし。キツネ軍団は尻尾を撒いて逃げていった。

キツネダンス軍団は油揚げを落としていった。


とりあえずここまでの激闘をセーブ。

さあついに第三の橋へ。恐らくここが最終ステージだろう。

恐らくラスボス的なのが待ち構えてるに違いない。


「よく来たなお前たち。ここまでたどり着いたことを褒めてやろう」

そう言うと姿を見せる。

「その格好…… あんたはシュワちゃん。どっかの市長だったシュワちゃん」

「その通り。このシュワシュワ王国の最後の砦さ」

屈強な男が出て来た。これはとんでもなく強いに違いない。

さすがに一人の力では無理。三人と一匹で力を合わせないと勝てない。


「ダーゲン頼む! 」

「そんな待ってくれよ…… トノサキ頼んだ! 」

ダメだ。誰も彼も人任せ。これでは勝てるものも勝てない。

「くくく…… 怖気づいたか? それも仕方ない。ではこっちから」

ニャーと猫が何か言いたそう。

「まさかお腹空いたとか? 」

「おいおいダーゲン。今はそんな時じゃないだろう? 」

「でも俺だって腹減ったからな。こいつだってきっと…… 」

仕方なく油揚げをあげようとするがニャアニャアと拒否する。

どうやらシュワちゃんにやれと言うことらしい。


「よしリンゴも! 」

トノサキは油揚げとリンゴを投げつけてシュワちゃんをくぎづけにする。

これで第三の橋は突破した。さあもうそろそろ元の世界に戻れるはず。


「ふふふ…… よくぞここまでやって来たな。褒めてやろう」

「あんたは? 」

「俺様はデス・トラーデ。ウイニングロードの守り神で世界を繋ぐ者」

ついに本物現れる。


とんでもなく大きくて恐ろしい存在のデス・トラーデ。

なぜか青のヘルメットに金色のネックレスにメガネと言う大迫力で圧倒する。

もうトノサキは逃げきれないと縮こまってる。

ダーゲンも痛めた小指が疼くと言い訳ばかり。

メガネから刺さるような視線が。まるで睨みつけられてるかのよう。


「ほらうーざー! いつものポエムを頼む」

ダーゲンは無責任にも人任せ。もうさっき使ったので無理だと言うのに困ったな。

「まったくお前らと言う奴は…… 」

呆れたネコ王子が怯むことなく突っ込む。

しかしあんな奴に勝てる訳ない。奴はラスボスなのだから。


不用意に近づいたネコ王子は放たれたガム攻撃でくっ付いて身動き取れず。

器用にガムを吐くものだから怖くて近づけない。それ以上に汚くて近づけない。

「どうしたお前たち? 外から眺めていてもこのデス・トラーデを倒せんぞ」

無敵のデス・トラーデに手も足も出ない。最大のピンチを迎える。


「ふざけるな! 舐めやがって! 」

ついにダーゲンが真の実力を見せる。

無策でただ突っ込んでるようにしか見えない。ただの囮なら言ってくれないと。

これでは無駄死だ。

連続ガム吐き攻撃に晒されてしまう。


「ははは! 無謀な奴だ。どうだこの連続攻撃がかわせるかな? 」

調子に乗るデス・トラーデ。しかし近づくのも難しい。

遠距離から攻撃するにしても武器がない。

それでもダーゲンはギリギリでかわしていく。それこそ芸術的と言っていい。

「ははは! 踊るがいい。どれだけ耐えられるか試してやろう」

ラスボスのデス・トラーデは今までの敵とは明らかに違う。

口だけじゃない。近寄ることも難しい難敵。さすがはラスボスなだけある。


そんな風に感心してる場合じゃない。ダーゲンが危ない。

だがすばしっこいダーゲンはギリギリでかわす。

「ハアハア! もう限界! 」

ダーゲンはやられはしないものの逃げ帰る。

どうやら弱点は今のところ見つからない。

ここは一度立て直す意味でも戻るとしよう。


                 続く

また来週!


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