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ゼグラーン戦記  作者: 椿
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大移動 

マルティでの戦闘の結果、その地区を正式にゼグラーン社会主義共和国連邦の領土とすることを、皇帝陛下直々に署名してくれた


ユウヤ「今回ゼグラーンが得た領土は100km2の広さやけど」


それにかぶさるように、タケヒロが意見を述べた


タケヒロ「でもよくこんな簡単に土地くれたな、元の世界じゃあり得へんことやろ」


シュウキ「調べたんやが、この世界では土地の受け渡しによる取引も少なくないらしいで、おそらくやけど天然資源とかの発掘技術がそこまで進歩してないとかも原因の一つかと」


「さすが同志シュウキ。考えるところが違いますね」


シュウキ「いやいや、とんでもないっすよ」


冗談まじりに会話が弾む


ユ「んで本題に戻るけど、こっからや。」


ユウヤの表情が変わり、真剣な議題に入る


ユ「どうやって10万人もの人民を移動させるかやけど」


ユウヤがテーブルにある地図を広げ、説明を始める


ユ「まずこのセフィラスの森からマルティの森まで、馬車を普通に走らせれば2時間半、飛んでいけば30分や」


「しかも馬とかの休憩を入れればさらに時間が増えるな」


ユ「そうだよ、ハルトの装甲馬車の馬は召喚獣やから休憩とかはいらんけど、普通の馬は休憩入れてやらんと可哀想や」


タ「かと言っても俺のドラグーンを全て投入しても、5000人くらいしか一度に運べないし、難しいね」


ユ「それに、ここにある物資も貴重な物は持っていきたい」


タ「まずは移住先の基地建設が最優先やろ」


ユ「せやね、タケヒロたちに頼むわ」


その会議終了後、すぐさまマルティまでの支度が開始された


決定により基地に無数にあるスピーカーからユウヤが正式に大移動を発表した


『聞いてください、こちらゼグラーン放送局です。ユウヤ元帥閣下より重要なお知らせです。』


ユウヤ『ユウヤです。我が連邦市民の皆様に発表いたしたいことがございます。』


ユウヤ『4将軍会議において、この度、マルティの森への大移動を決定いたしました。』


ザワザワと人民たちが騒ぎ始める


ユウヤ『我らゼグラーンは魔獣討伐において、神聖ティダロフェル帝国より領土が与えられました。これにより我が国の人民は自由にその土地を利用できるようになりました。』


ユウヤ『それにおいて、連邦市民のみなさんには苦労をかけますが全物資、全財産を持っての大移動をお願いいたします。』


放送が終了し、一瞬戸惑っていた国民たちは、ようやく外に出れると前向きな、思いを胸に移動への準備を始めるのだった


ユウヤ「リンちゃん、移動は一週間後くらいって国民にも言っておいてな」


リン「承知いたしました」


それをドラグーンのそばで聞いていた俺とタケヒロの部隊は発進の準備についていた


タ「スタミナ回復の特効薬箱ごと持ってきてくれたか?」


「持ってきたで、でも基地建設3日でできるんか?」


俺の問いにタケヒロがフっと笑いながら答えた


タ「その特効薬をフルで使い続ければ、建設なんて1日で終わる。その後の内装とかはハルトの召喚獣の助けがいる」


「ほんまかぁ?」


建設魔術は一つの家を建てたりするために使うが、基地レベルの大きさのものを作るのはなかなか並みの魔術師じゃできない


確かにタケヒロは並みの魔術師ではないが、タケヒロにも負担が多くかかるだろう


それを支えながら、基地建設に全力を注ごうと胸に決意を固めた





男性も女性も子供も関係ない、できることが一つでもあるのなら、君も立派な我が国の兵士だ

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