幼女また戦う
☆(ゝω・)vキャピ
なんてしてる場合じゃない。
目の前にいるのは「敵」なのだ。
ルビを振るとしたら――
「っ!!」
危ない。
ギリギリ回避は出来たが、
多分コイツはまだ本気を出していないだけ。
弱者をいたぶるのが習性というどうしようもない生物なのだ。
まずは相手がギリギリ避けられる所から始める。
そして徐々に追い詰めて、最後は絶望の淵に陥れる。
実に下種だ。
でも俺は負けない。
負ける訳にはいかない。
俺は帰ったらノユたんとねこと夕食を食べるんだ!
帰るんだあの家に!
適当に握っていた剣をしっかりと握り、構え直す。
正しい構えなんてさっぱり分からない。
さっきの練習で体力は残り僅か。
そう長くは持たないだろう。
タイミングが悪い。
まさか、狙っていた?
いや、アイツが頭脳派だとしたら、
俺は立ち直れない。
恐らくここは相手の得意とするフィールド。
不利な状況だ。
こういう場面でどうにかするのが主人公ってヤツだろう。
相手は油断している。
その隙を突く。
ウサギがまたジャンプを繰り出す。
今度は躱すだけじゃない。
すれ違いざまに渾身の突きをッ。
くっ。
身軽な奴め。
あっさりと躱される。
あの表情マジでなんなの?
人の神経逆なでしやがって。
マズイぞ。
1回も当てられないかも。
そしたら・・・・・・
え?エ◯い展開?
あるわけ無いだろ。
俺がさせない。
したくない。
大丈夫。
正義は勝つって言葉もある。
勝ったものが正義って言葉もあるけど。
勝算はある。
大丈夫。イケる。ヤれる。
ウサギはニヤニヤとした表情でこちらを見ている。
来る。
そう思ったと同時。
先程よりやや避けにくく、しかし何とか避けきれる。
そういう絶妙な突撃。
なんて才能の無駄遣いッ。
俺はまたギリギリのところで――
神憑り的な回避テクを――
――魅せない。
ウサギは驚いた表情をするがもう遅い。
自身の自慢の脚力で生み出された勢いは空中では殺せない。
俺は構えた剣の切先をウサギの顔に埋めた。
その痛みにウサギは蹲る。
チャ~ンス。
俺はこれでもかとウサギを殴りつける。
ポ~ン
―――――――
戦闘終了
勝利によりステータスがちからを中心に
やや上昇しました・・・
アイテム「幼女の剣」が強化されました・・・
―――――――
「ふぅー」
良かった、バカで。
上手くいかなかったら、またあのすぷらったを見るハメになっていた。
あんなのはもうゴメンだ。
さてあとはウサギの撲殺死体を片付けて。
戦い方がなんというか・・・
雑だよな。
魔法って使えないかな?




