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幼女が〜、出会ったぁ〜

うーん、町の外れであるのは間違いない。

何でこんなところに来てしまったのかね?

俺は別に方向音痴ではない。

ちょっと寄り道してしまって時間が少しばかり余分に掛かるだけだ。

断じて方向音痴ではない。


でもまあ場所は最適だろう。

ちょっとした広場になっている。

地面は適度に芝生のような草が生えている。

これなら多少転んでも大丈夫だろう。


「はっ」


今更だが名前は道づれみたいにつけてしまった感がある。

後悔はしてない。

所謂おそろってヤツだろ?ドヤァ。

誰も見ていない。

広がるのは野原だけ。

一人でドヤ顔しても虚しいだけだ。


「ふっ、はっ」


それにしたって幼女って名前はどうかと思うんだ。

俺も同じようなことしたし、今となっては強く言えないけど。

神様ってやつがもしいるとしたら、そいつはとんでもなく命名の才能(ネーミングセンス)がないのだろう。

やれやれ、困った奴だぜ。


「ふぅー」


なかなか頑張ったと思う。

この剣が丁度いい重さ、或いは軽さなのが良いんだろう。

普通の木剣ではこうはいかない。

いい仕事をしている。

と光に翳しながら通ぶってみる。

さて、疲れたし一旦休憩に入りまーす。


野原の側には林があって

そこから1本だけちょっとはみ出た木がある。

あそこでいいか。

木陰で休憩、か。

少し前なのに懐かしいな。


おっさんに会わなかったら、ずっとあのままだった可能性もある。

それにノユたんにも逢えなかっただろう。

ちょっとおかしいな?

普通こういう場合って最初に出逢うのは少女の方じゃないのか?

う〜ん、でもそうじゃない場合もあるか。

え?厳密には最初にあったのはおっさんじゃない?

さて、何のことを言っているのかな?


カサカサ、コソコソ。


「・・・・・・」


カサカサ、コソコソ。


嫌な予感がする。

前にもあったぞこれ。


カサカサ、コソコソ。


ポ~ン

―――――――

エンカウントしました

―――――――


振り向いた先にはアイツがいた。

ある日〜、森の側〜、ウサちゃんに〜、出遭った〜。

スタコラサッサーとはいかないよね?


目の前にいるのはウサギちゃんなんて可愛らしい愛玩生物ではない。

むしろされるのは俺?

おぇー、身の毛もよだつってこういうことか。

超絶変態だろ?

どうしたらそういう表情になるの?

ホントにウサギかよ。

と反響の俺の声多数のあの方だ。


まあ、つまりだ。

またあのウサギだ。

ここはアレなヤツしかいないのか?

そして、この表情である。

セリフを付けるとしたら

「へへっ、美味そうな嬢ちゃんだぜッ!」

といったところだろう。

どう言う意味かって?

実は2重の意味が――

って言わすな!

もうフザケるような場合じゃない。


この前は何とかなったが、今回も同じとは限らない。

でもヤらねば。

ノユたんのいるこの町の側にお前のようなヤツを生かしちゃ置けない。

この剣の錆にしてくれるッ!

まあ、木だから錆びないけどね☆

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