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魔術使いの成長譚  作者: 水無瀬
Episode3-新学期-
94/114

-19-

「そうだな。では場所を移そうか。ここで立ち話もなんだしな」


彼女がそう言い、指をパチンと鳴らすと周りの風景がうって変わる。

先程までのガーデンではなく、気がつけば室内にいる。

どんな魔術を使ったのかわからないが、何かを使ったことだけは間違いない。

部屋の中は洋室となっており、室内にはテーブルしかなくとても殺風景だ。

洋室ということを考えるとここは、先程まで外から見えていた洋館の中かもしれない。


「その顔を見る限り、何が起こったかわからないといったところだな」

「そ、そりゃ驚くさ。何もわからないところに更にわけわからないことしやがって……」


混乱していく一方の冬夜に対し、ロゼは彼の様子を見て楽しんでいるようだった。

彼女はそんな彼に構わず再び指をパチンと鳴らす。

すると今度は、テーブルの上にティーセットとお菓子が出現する。


「い、一体どうなってるんだ……」

「ふふふ。私の特権といったところだ。

さて、色々聞きたんだろう?席につけ」


彼女に言われるがまま、冬夜は席に着く。

テーブルにある紅茶やお菓子は見たところ本物だ。

しかも紅茶は淹れたての様に湯気が出ている。


「これ全部本物なんだよな?」

「そうだ。別に飲みたくなければ飲まなくても構わないぞ」


ロゼはそう言い紅茶を飲む。

心配はしていないが、変なものが入っていることはなさそうだ。

彼女はカップを戻すと口を開く。


「私についてだが、私はここの庭師だ。

それ故この庭では、この様に色々できるというわけだ。」

「いやいや、こんな魔法みたいなことができるし庭師なんているわけないし。

それにここは俺の中なんだろう?なんで、ロゼがそんなことできるんだよ」


彼の言い分は最もだ。

彼女の言っていることは嘘ではないのだろうが、隠し事が多く理解しきれない。

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