表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術使いの成長譚  作者: 水無瀬
Episode2-編入-
71/114

-27-

「なによ。さっきからきょろきょろして。何か気になることでもあるのかしら?」

「い、いやなんでもないよ。結構人って変わるんだなって思っただけだよ」


冬夜自身そこまで意識していたわけでは無いが、だいぶ辺りを見回していたのだろう。

久しぶりに陽菜の部屋に来た物珍しさだけでなく、どこかで昔の彼女との共通点を探していたのかもしれない。

そんな事は微塵も伝わっていない陽菜にとっては、ただ女の子部屋できょろきょろしている高校生にしか見えなかったのだろう。


「変な冬夜ね。サクッとご飯作っちゃうから、手洗ったら部屋でテレビでも見て待ってて頂戴」

「はーい」


大人しく従い部屋に向かう。

陽菜の部屋はキッチンよりも生活感があった。

色合いは先程とは代わり、薄いオレンジのカーテンにそれよりも少し濃い色のソファなど暖色で統一されている。

部屋の広さは7畳ほどだろう。それにキッチンからではわからなかったが、どうやらもう一部屋あるようだ。

この部屋には食事用途思われる机に、テレビ、ソファなどが置いてあるが寝具がない。

そのため、ここはリビングとして使用し、もう一つある部屋を寝室として利用しているのだろう。


「学生寮ってこんな広いのか。でもこれも特別製ってことなんだろうな」


幼馴染の部屋で突っ立って居ても仕方ないので、陽菜に言われた通りテレビを見て待つことにする。

テレビでは最近話題の芸人が出ているありきたりなバラエティ番組が放映されていた。

出ている芸人も番組の内容も数週間前からなにも変わっていない。

変わったのは冬夜の立場であり、その冬夜も今までとは見方が変わっただけである。

今までは話半分で知っていれば良かった世界に身を置くことになっただけだ。

それに知らなかったとは言え、姉が関わっていた以上無縁の世界では無かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ