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魔術使いの成長譚  作者: 水無瀬
Episode2-編入-
64/114

-20-

「くっ……!」


全力で攻撃を仕掛けてしまった以上、冬夜に風の刃を回避する術は無かった。

四方から身体を裂かれる。少しでも回避をしようと身体を捻るも、全て無駄に終わる。


「ま、手加減はしてあげたからちょっとゆっくりしてなさい。

残念ね。壁を破るのを条件にすればよかったのに。……って、あれ?」


陽菜は自分の足から血が出ていることに気づく。

その傷は気にする程のものでは無い。紙で指を切った時の様な軽い傷だ。

もう血も出ていなければ、痛みもない。

ただ、その傷を付けたものは無視できない。

足元には授業で見る刀が転がっている。


「ふふ。面白いことをするわね。

賭けは私の負けで良いわ。お昼はちょっと痛いけど、楽しませて貰ったお礼よ。」

「はは上手く行くとは……思わなかったよ。昼飯、ありがと……な……」


最後の瞬間、回避を諦めた冬夜は一矢報いるため刀を投げていたのだ。

とてもじゃないが、まともな態勢で投げることは出来なかった。

そのため、陽菜に当たったのは相当なまぐれだろう。


「じゃあ、冬夜はゆっくりしてなさい。保健室にでも運んで上げるわ」

「す……すまないな……」


冬夜の傷は陽菜ほど浅くは無いが致命傷ではない。

服は切り刻まれ身体中傷だらけではあるが。

身体の傷よりは最後に無茶した際の体力の消費の方が大きい。

今も彼の意識は途切れる寸前だ。

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