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「あー、そうだな。そのガキの言うとおりだ。大人しく受け取っとけ」
「言われてみればそれもそうか。じゃあありがたく受け取るとするか」
これだけ全員から言われるとそうした方が良いと思えてくる。
冬夜自身完全に理解したわけじゃないが、武器を準備してもらう。
「刀でいいんだろ?」
「はい。それでお願いします」
「わかった。すぐ用意するから先に場所行っててくれ。場所はあの似非教師のとこで良いんだろ?」
陽菜がそうよと答えると光は頷き、武器を用意しに向かう。
「じゃあ私たちも行くわよ。上の階だからこっちよ」
彼女に着いていくと通されたのは二階の角部屋だった。
内装はよくある体育館の用になっており、広さも十分にある。
激しく動き回ったとしても特に苦に感じることは無いだろう。
「へー。思ってたより広いんだな」
「当然じゃない。狭かったら動き回れないでしょ」
雑談しながら軽く準備運動をしてるとドアをノックされる。
開けるとそこにはたくさんの刀を抱えた光が立っていた。
部屋にはいると彼は持ってた刀を全て床に置く。
刀は全部同じ物なんじゃないかと思うほどに似たようなものばかりだった。
「よいしょっと。新入りの持ってるのに近いやつは持ってきたから、後はこんなかから選んでくれ」
一通りばら撒いたかと思うとじゃあなと言って出ていってしまう。
用事を済ませたのだから帰るのは当然かもしれない。
しかし、いくらなんでも早すぎる。残された2人は準備運動の途中で固まってしまっている。




