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「な、なぁ陽菜。どうすればいいと思う?」
「はぁ……とりあえず言われた通り好きなの選んでちょうだい」
冬夜は端っこのものから順番に手に取って見る。
取ってみてわかったのだが、見た目は似ていてもかなり違いを感じる。
重さや柄の持ちやすさなど普段のものとは全然違う。
「なるほどな。確かに選んだほうが良いのかもな」
「やっぱりそうなの?私はあまり選んだりしないからよくわからないわ……」
陽菜は首をかしげながら選んでる様子を見ている。
彼女が選ばない理由がこだわりが無いからなのか、なんでも使えるからかはわからないが、少なくとも様子を見る限りそれは本当なのだろう。
「よし。これにするよ」
持った感じが一番近いものを選ぶ。
冬夜自身こだわりがすごくあるわけでは無いが、やはり長年使ってきたものに比べると他のはどうも使いにくい。
今回選んだものもこれだ!と言うものではなく、この中ならこれかなと言ったレベルである。
「準備出来たみたいね。学園の授業であるのと同じ形式を取るわね」
陽菜に学園の授業でのルールを説明してもらう。
ルールはとても簡単で相手に降参させるか動けなくすればいいそうだ。
ただし、刃物や銃弾などは怪我に考慮し、基本的に刃を抜いていたり、ゴム弾を用いたりする。
これらでも大怪我することは無いものの多少の怪我やダメージはあるため、実戦形式の授業としてはちょうどいいと言うことでこの方式になったとのことだ。
他にも細かい制限事項はあるが、それで制限される生徒はあまり居ないらしい。
「と、言うことなのよ。だから冬夜のそれも刃無いから。授業用ってことね」
「なるほどな。基本的にとか細かい制限事項ってどういうことなんだ?」
「基本的にって言う方だけど、基本じゃないときがあるのよ」
彼女いわく、学園のイベントとしてある実戦の場合は、ちゃんとしたものを使うそうだ。
学部の対抗戦などもあるらしく、その時が主に本物を使うときらしい。




