闇の向こうに浮かぶは焔 1 side ???
とある少女の視点。
滅茶苦茶短いです(゜_゜;)
多分ワタシの書くエピソードの中では最短記録(・ω・)
ある日、唐突にクラスに入り込んだ男子は、犬の影を持っていた。
大きな黒い体はドーベルマンという犬に良く似ていて、でも口から覗く赤い炎はこの世のどの生き物のモノでもなかった。
口から火を吐く生き物なんてゲームやマンガの中でしかいない……。 そのはずだったのに……。
幽霊は見たことがある。
妖精というものは知っている。
妖怪も怪異も、世の中の不思議とあたしは無縁ではいられなかったからだ。
でも、あんなデタラメなモノが本当にいるなんて、思ってもみなかった。
あいつはあたしに気づいていない。 あたしがあいつに気づいている事に気づいていない。
だから、あたしは知らない振りをする。
ある日、唐突にクラスに入り込んだ男子は、犬の影を持っていて、大きな黒い体はドーベルマンという犬に良く似ていて、でも口から覗く赤い炎はこの世のどの生き物のモノでもなくて、そして無数の人影がまとわりついていた。
気づいているのは、たぶんあたしだけ。
いつの間にかクラスに入り込んだ男子に、誰も気づかない。
普通に話してるクラスメイト。
いつの間にかクラスに入り込んだ『何か』に、誰も気づかない。
先生はいつものように出席をとる。
ひとり、返事をしていない生徒がいる事に気づいていない。
席がひとつ増えていることに気づいていない。
いつも給食が一人分足りないことを、普通に不思議がっている。
そんなある日、クラスメイトがひとり、消えた。
でも誰も気づかない。
いなくなったことに気づかない。
おかしいのは、何?
おかしいのは、誰?
――あたしは、気づく。
気づいてしまう。
気づかない方が良かった事実に気づいてしまう。
いなくなったのは、あの子だけじゃない――!
あいつはあたしに気づいていない。 あたしがあいつに気づいている事に気づいていない。
だから、あたしは知らない振りをする。
じっと、あたしは知らない振りをする。
――………………………………………いつまで?
……………………………………………………………いつまで?
給食で用意された分が普通に合う様になりました。
ちなみに「あの子だけじゃない」のは他のクラスです。
この世界には「彼の子何処の子」という特殊能力、または魔法がありまして、しれっと集団に紛れ込めたりします。
遊んでいる子どもたちの人数がいつの間にか増えているイメージの能力ですね。




