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side 8-1

チャダside

こんにちは、チャダです!

最近のトピックとして、人の姿になりました。

小さいままでも太郎のポッケの中で揺られていたから楽チンなんだけど、放置される事が多いので暇なんだよね。

基本は寝てるか瞑想してるか目を閉じて太郎と他の人のお話を聞いてるか。

だけど今の姿になったら一緒にお話しながら歩けるし、同じ物が見て共感出来るのが凄く楽しい。

知らなかったのは、抱きついたりくっついたりするのは控えた方が良いんだって。何時もやってた事がダメなんだね。

他の人の目があるからだって。皆んな目はついてあるけどって聞いたら意味が違うみたい。そんなダメな事なの?人間のルールってイマイチ良く分からないや。

女の子な姿だからいけないのかな?男の子の姿なら許されたのかな?うーん。やっぱり分かんないや。


今日は太郎とお出掛けです!

お出掛けは好きです。色々な事が知れて勉強になります!

この前会った、チカチカの女の子達、エレクトリック⭐︎エコーって言ったっけ?そのライブです!滅茶苦茶楽しみ!

メンバーのお姉さんが話していた通りにライブハウスのオーナーさんからから譲り受けた2枚。他のメンバー皆んな都合が合わなくてチャダが行く事になりました。

イベントライブでも見たけど、2人共凄く可愛くてカッコよくて素敵だったの。そして音楽に乗る2人のハーモニーが時にはドキドキしたりウキウキしてくる。踊らずにいられなかった。

「チャダ、次で降りるよ。」

地下鉄から降りて太郎と大きな商店街を歩いて抜ける。色々なお店が並んで沢山の活気が溢れている。

川を挟んで途中には雷華の家もあるんだって。写真館ってどんなお店なんだろう。イメージ湧かないな。今度聞いてみよう。

アーケードを抜けて少し歩くと緩い坂道が見えてくるのと同時にライブハウス・screamが見えて来た。もう人が沢山いる。チカチカの女の子達は凄く人気があるんだって。あれだけ素敵な音楽を奏でるんだもん。納得だわ。

「これから入場か。俺達は皆んな入った後に入るか。」

「わかった!」

「あれ、蕪木君?」

返事をしたと同時に違う人の声が重なったので振り返る。

「鳰(にお)君!鳰君も今日来てたんだ。」

「時間があればって先日チケット貰ったんだよ。彼女達のパフォーマンスは面白いから自身の参考にしようかなって。」

えーと、確か鳰さんってチカチカよりも人気者の人だよね。

太郎も昔、彼のライブのお手伝いした事あるって聞いた事があるけど、お友達って事で良いのかな?

「あ…蕪木君はお連れ様が居たんだね。失礼。もしかして蕪木君の………」

「えぁ?いや、違う違う。彼女は尚典のお姉さんなんだよ。最近ウチの裏方もやってくれてるから、俺達も今日は勉強しに来たんです。」

「へ〜。新君のお姉さんなんだ。はじまして鳰です。」

「詩(ゆき)です」とお互い頭を下げあって挨拶を交わす。

鳰さんって人、この人は何て言ったら良いか分からないけど、彼は彼で不思議なオーラを感じる。

説明し難いんだけど複雑な強い正と負のチカラを感じる。ただ嫌味を感じさせない、絶妙なバランスで上手く調和が取れている感じ。逆にそこが魅力なのかも知れないな。

「良かったら今日一緒で良いかな?僕1人だけで心細くて。」

私の方を見て聞いてくる。初対面だから気にしてるのかな。

「俺は良いけど、一緒でいいか?」

「太郎のお友達でしょ?一緒でいいよ!」

「ありがとう!今日は宜しくお願いします!」

鳰さんに習って頭を下げると、ニコリと微笑んでくれた。

エレクトリック⭐︎エコーの客層は男女半々で所謂Z世代が多め。

余談ですが鳰君の客層は9割女性でティーンからアラフォー世代と世代が広め。アカシャグマは珍しくやや男性比率が高い。客層も10〜20代と同世代が多い。

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