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ローヒールパンプス3000円とフラットシューズ2500円。

有名ファストファッションにて購入したから支払いは想定内で済んだ。おまけに大雅も出資してくれたから生活費削らずに済みそうだ。

それより1番助かったのは由紀恵が持っていた商品券だった。


「去年末にこの駅ビルで引いたガラガラ抽選機で当たった商品券が今月いっぱいで期限切れちゃうんだ。でも私がこの駅ビルで買物するテナントが無くてどうしようか考えてたけど丁度良かったわ。」

そう言ってチャダと由紀恵は2人でランジェリーショップへ入って行き、30分位で包みを持って戻って来たのだ。

「由紀恵さんが買ってくれたの。」

そうチャダが報告してくれたけど、待ってる間に通路側から下着の価格を見ていたけど中々震える価格帯だったよ?

「由紀恵、良いのか?」

「いいの、いいの。券は今月中に使わなきゃならなかったし、そんな高いの買ってないしね。私的には全然財布は痛んでないから問題無いわ。」

「それでも自分の何かを買えば良かったんじゃないのか?」

「だからこれから余った券でお菓子買って帰るわ。この駅ビルでの使い道はそこしか無いから。」

そう言いながらお菓子専門店で女子2人が楽しそうに様々なお菓子を選んでいる姿を見守り、由紀恵とはこの駅で解散となった。


「最初はこの子は色々大丈夫かなって思ってたけど、チャダって話し易いし意外と楽しかったわ。チャダまた遊ぼうね。」

由紀恵は手を振りながら「お店にもたまには来てよね!」と言い残して電車へと乗り込んで行った。

そうだな。今回滅茶苦茶助かったから、御礼も兼ねて近日中に行くかな。最近色々あり過ぎてハニー&バニーには行ってないし雷華でも誘うか。ああ、そういや

「雷華と尚典は、人型チャダを知らないんだよな。」

2人も今のチャダを見たらどんな反応をするだろう。面影一切感じられないからな。あの2人だから俺達以上にすんなり受け入れてしまいそうだな。

「太郎、賭けようぜ。」

またか。今度は何を言い出すんだか。

「雷華、尚典共にチャダと何時気付くかだ。僕は直ぐ気付く方にハニバニの苺のクリームチーズケーキ。コーヒーセットで。」

「俺も直ぐ気付くかな。あの2人は勘が良いし。俺は…BLTサンド。コーヒーセット。」

「チャダはね!」

あ、やっぱり参加するのね。チャダはうんうん考えながら

「直ぐ気付く。チャダは『八朔と苺のヨーグルトパフェ』が食べたい。今月の限定スイーツだって。由紀恵さん言ってた。」

あれ。全員予想が「直ぐに気付く」になってしまった。

「ダメだな。賭けが成立しない。今回は流局。」

「えー?パフェ食べれないの?」

「俺のバイト代が入ったら連れてってあげるよ。」

「その時は誘ってよ。僕も行くから。」

自分達も到着した電車に乗り込み家路へ急ぐ。「今日はそのまま帰るわ。」と最寄りの駅には俺とチャダだけが降りる事になった。


ちょっと待って。


大雅がいたから忘れてたけど、今日は人型チャダと部屋で2人きりって事だよね。え。どうしよう。

「太郎?どうしたの?」

じっと此方を見上げるチャダと視線が重なる。

「何か変な感じだね。太郎の顔が違う角度から見えるって。」

元々があの丸い生き物だから変な気が起こったりは先ず無いが、突然起こった不思議な現象と慣れないシチュエーションに心臓が騒ぎ始めた。

由紀恵の基本ファッションはカジュアルロリータで利用ブランドの扱いが無い駅ビルに限って5万円分商品券を当てて昨年イチ複雑な気持ちになったそうで。

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