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ライバル
朴伝は思う
喜びはない
疲れもない
ただ退屈だった
好きな格闘技の才能がないと自覚した時から、空っぽだった
家族に憧れ、始めた格闘技、しかし、やればやるほど家族との差が分かる
親友に誘われサッカーを始めたが、夢中にはなれなかった
小太郎は感じた
自分はブラジルでもサッカーをやっていた
日本では組織的なサッカーに馴染めなかった
このままでは世界一のストライカーにはなれないと思った
形名 玄人に出会い、世界一のストライカーになりたいなら着いてこいと言われた
しかし、そこで自分以上のストライカーに出会った
自分の夢は叶わないとわかった
「形名 朴伝交代だ」
天海 空が告げる
朴伝はピッチ外に下がろうとしたら、交代の選手が話しかける
「調子にのるなよ」
朴伝が視線を向ける
見たことある顔だった
伊勢守 蹴 18歳
身長185センチ 体重78キロ
ポジションはフォワード
今年全国準優勝を果たす
幼いころからサッカーをやっていて、一人でゲームを決めてしまう選手
全身どこでも出来る吸い付くようなトラップと回転を加えたシュートが武器
試合再開
相手ボール
ボールを前線に回す
蹴が後ろから激しくプレスし、ボールを奪う
味方がパスを要求
しかし無視
単独でドリブル
ゴール前50メートル
シュート
屈折
外側にボールが折れるように曲がりゴール
2-0
蹴が片手を上げる




