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モブな私としましては。  作者: ちょこ
社畜な私としましては。
17/50

幕間

 嗤い声が暗闇に響く。

 千を超える数の中、楽しげに踊る影と機械的に動く影。たった二つの影が死を積み上げている。

 一方的な虐殺であった。


 最後の命を刈取り、血の海と屍の山に残った二つの影。


 「これは序章だ」


 その一言に、もう一方の影が頷く。


 「これから血の雨が降るだろう。泣き叫ぶ声や怒号、狂気に恐怖。それこそが唯一の望みだ」


 その影は両手を広げて至極楽しそうに笑った。


 「これから楽しくなるぞ」


 プレゼントを待ち侘びる子どものような声色で言ったその影は、嬉しそうに闇へと消えた。


 残された影は暫くその場に佇んでいたが、やがて影が向かった方向とは違う方へと消えていった。

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