23. ドイツの火を使わないごはん、カルテスエッセン。歓迎されてないのかとショックを受けたことも。
ドイツあるある、火を使わない冷たいごはん、カルテスエッセン。
パン、チーズ、くだもの、ハム、ソーセージなど、火を使わずにパパッとできるごはんです。
(Unsplashのkhloe arledgeが撮影した写真)
一見すると、朝食ですよね。
これ、晩ごはんでもあり得ます。
私がカルテスエッセンの洗礼を受けたのは、スイスに住むドイツ人の家にいったときです。
元夫の幼馴染夫婦の家にお呼ばれしました。
腹ペコでやっとたどり着き、テーブルにずらりと並べられたパンやチーズやハム。
わー、なんて豪華な前菜。食べ過ぎないように気をつけなきゃ。メインが食べられなくなったら失礼だし悲しいもんね。
と思って、セーブしつつ食べたのですね。
待てど暮らせどメインは出ない。
デザートのチョコを食べ、お開きの時間になってしまいました。
「歓迎されてないのかな」と元夫に聞いたところ、きょとんとされまして。
「いや、だって、朝食みたいなごはんだったよね」と言うと、「あれはカルテスエッセンでドイツではよくある晩ごはん」と説明をされました。
カルチャーショックでした。
わざわざドイツから車でやってきた幼馴染&その妻に、温かい食事を出さないのは普通なのか、なんでや、ええええーーー。
びっくらこいたのですが、京都のぶぶ漬け的な、はよかえれの暗喩ではなく、よくあるいつもの晩ごはんだそうです。
合理的なドイツ人。
食事にそれほど思い入れがないっぽい。
キッチンはきれいにしておきたいから、火は使わないのよオホホホみたいなノリの人もいるらしい。
調査によると、約78%の家庭が週に1回以上はカルテスエッセンを食べているそうです。
毎日温かい料理を作る家庭は約43%にとどまるとか。
社食や給食でランチに温かいものを食べ、晩ごはんは冷蔵庫にあるものでササッとすませてのんびりする文化なのですって。
共働き夫婦が多いからかもしれません。
夜に温かいもの食べないと、体が冷えて寝れないと思っておりましたが。
しばらくするとすっかり慣れて、私も夜ご飯は超適当になってしまいました。
寝る前にたくさん食べると胃もたれして寝れないですし。
ドイツの家庭のディナーにお呼ばれしたことは何度かあるのですが、カルテスエッセンが出たのはスイスの一回限りでした。
やっぱり歓迎されてなかったのだろうか疑惑が再燃…。
知り合いの猟師から鹿を譲ってもらったから、鹿肉入りグラーシュ(煮込み料理)を食べにおいでーとか。
猟師が撃った鹿の肉、柔らかくておいしかったです。
どうしても脳裏にバンビが浮かびましたが、あんまり深く考えないようにしました。
大晦日はチーズフォンデュならぬオイルフォンデュを二家族で食べたり。
(UnsplashのKseniia Zapiatkinaが撮影した写真)
海外に行くと、自分の中の常識が揺らぐのがおもしろいです。
こうあるべき、みたいな呪縛から少しずつ自由になる気もします。
疲れてたらお惣菜でもいいし、ピザ注文してもいいし、パンにジャム塗って終わりでもええやないかと。
日本人は生真面目で働きすぎで、こうあらねばならぬみたいな呪いにがんじがらめになってたりするかもなー、もっと適当でええんやなーとドイツで気づきました。
お疲れの皆さま、レッツ適当ライフを~。
ちょいすけ様から、「台所で気になったんですがドイツは冷食が主、あまり温かいご飯食べない、料理しないって本当ですか?」という質問をいただきました。
ちょいすけ様、ありがとうございました!




