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冴えない男子高校生の俺がもしも超可愛い「女子高生アイドル」になったなら  作者: いず
第二章 遂にアイドルコンテスト開幕…!
22/41

第20話 大会初戦を終えて

もしかしたら次話の投稿が少し遅れるかもしれません。

PM08:00 今川家にて

明日も意外と早いので、もう少ししたら寝るかな。

「はぁ…まさか今川さんの身体でアイドルコンテストに出るなんてな…」

この世界の中でもこんな奇想天外な事に遭遇したのは俺たちだけだろうな。多分。

…LIN〇か。びっくりした。

「明日の集合時間確認するぞ」

「「「「はーい」」」」

「明日も今日と同じ時間だからな」

「終わる時間は私たちの勝ち進み具合によって結構変わるから気をつけてね」

「具体的に何時くらいですかっ?」

「うーん…多分7時過ぎくらいかな?」

「まあそんな所だろうな」

「ありがとうございますっ!」

明日が一番の勝負だ。四月からここまで練習してきた事を全部出し切らなければ勝つことはできない。

「みんなも明日に備えて早く寝るんだよ!特に綾香ちゃんね」

「はーいっ…」

「よし…じゃあ明日も優勝に向けて頑張るぞ」

「「「「「おー!」」」」」









6/5 AM06:30 大谷駅にて

「これで全員いるかな?」

「「「「はーい」」」」

うん、ちゃんと最上さんもいるな。まあ一番危ない人もいるし全員いるだろう。

「じゃあ…一応、玲奈ちゃん?」

「いるぞ」

「唯ちゃん?」

「はい」

「彩希ちゃん?」

「はーい」

「綾香ちゃん?」

「はーいっ!」

まあ今川さん(俺と身体は逆転しているが)は確認しなくてもいいよな…今真横にいるし。

「全員いるな…よし、出発するぞ」

「あ…電車、今行っちゃった直後だね」

つくづく運がないな。まあしょうがない。

「あと十分くらいは待ちそうだな」

そう言って今川さんがおもむろに取り出したのは…ルービックキューブである。…またかよ。

「出たっ!ルービックキューブっ!」

「いい暇つぶしになるからな」

なんか暇つぶしの方法がスマホとかじゃないって凄いな…ルービックキューブだぞ、だって。

「ちょっと一回私にやらせてください」

「ああ」

そして早い。大友さん上手いよな…あっという間に面が揃っていくのは見ていて気持ちいいな。

「先輩も一緒にやりましょうよ、ルービックキューブ」

「え?あ…いやいや、いいよ私は」

「うーん…乗ってこないですね」

苦手だからな…ルービックキューブ。全然できないんだよ、あれ。出来たら楽しいんだろうが…

「じゃあ私にやらせてくれ」

「分かった」

…早い。昨日のよりも早いんじゃないか?

「あ!来たよ、電車」









AM06:45 電車内にて

相変わらず俺はスマホで暇つぶししてる訳だが、なんであんなに人気なんだ?…ルービックキューブ。

「よし!出来た」

「今の最高記録じゃないですか?」

…楽しそうだな、あれ。

「一回私にもやらせてもらってもいいかな?」

「ああ」

「ほら、そこを右に」

「こうかな?…よし!出来た!」

やっと完成だ。五分…まあ結城さんの七秒に比べたら、ね?

「楽しいね、これ」

「やっとこれの面白さに気づいてくれたのか…じゃあ次は私がやるのだ」









AM07:00 新川市体育館にて

「じゃあ、誰か二回戦の対戦種目を確認してきてくれるかな?」

「ボクが行くよ」

「彩希ちゃんよろしくね」

この時間はやっぱり緊張するな。この二回戦で負ける訳には行かないからな…

「はーい、確認してきたよ」

「じゃあ、発表を…」

「二回戦でボクたちがする種目は…」

「「「「「種目は…?」」」」」

「対応だよ」

「えっ」

…結城さんが早速ヤバい。









AM08:00 新川市体育館にて

「緑川聖高校が苦手とする種目だからな…」

「そうだね」

…でもこの試合は緑川聖高校が勝つんだろうな。

「みんなもこの試合で何となくの流れを掴んでおいてね」

「「「「はーい」」」」

うーん…やっぱり緑川聖高校の立花さんが凄いな。会場を取り込んでいる。

「立花さんは別格だな」

「一回戦でも存在感を発揮していたけど、今回はさらに存在感が増してるね」

「緑川聖高校では珍しく対応力が高いメンバーだが…今川さんよりは能力的に低いんじゃないか?」

だから自分で言うなよ。今の状態はややこしいが…

「でも、私たちもこの種目は得意とは言えないよね?」

…特に結城さんが。

「そうだな」

「この二回戦、相手に足を掬われない様に気をつけなきゃね」









AM08:30 新川市体育館にて

「やっぱり緑川聖高校が勝ったね」

「立花さんが圧倒的でしたね」

「こう考えると緑川聖高校と東牧高校が決勝まで当たらないって中々運に恵まれたブロックかもな」

「新川南高校は弱体化してるみたいだし、月島東高校が一番の難敵かな」

決勝までは、だが。

「まあ今更焦ってもどうにかなる訳じゃないんだし、リラックスで行きましょうよっ!」

いい事言ったな、最上さん。

「そうだな…私たちがするべき事は私たちの実力を出し切る事なのだからな」

結城さんはその心持ちで本番までいてくれたら良いんだが…

「ボクたちは絶対負けないよ!」

松平さんが輝いてる。何だか格好良い。

「冷静に戦えば私たちは勝てるはずですよ」

大友さんは流石のメンタルだな。緊張とは無縁だ。

「よし!みんなその意気で、まずは二回戦突破だよ!」

「「「「おー!」」」」

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