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冴えない男子高校生の俺がもしも超可愛い「女子高生アイドル」になったなら  作者: いず
第二章 遂にアイドルコンテスト開幕…!
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第21話 優勝候補

遅れてすいませんでしたぁ!(土下座)

AM10:30 新川市体育館にて

遂に東牧高校が出てくる。前回の優勝校である新川南高校が絶不調の今、一番の優勝候補がこの東牧高校だ。

「もう実質ここが優勝候補だな…東牧高校対緑川聖高校がどうなるかにもよるが」

この試合は東牧高校が勝つだろうしな。相手の佐山高校も中々の強豪だが流石に東牧高校が相手では分が悪いだろう。

「そう言えば私たちの部の最高記録って何位なんでしたっけっ?」

「確かベスト4だったはず…」

「おお、大友さん良く覚えてたな」

「そうそう、六年前の県大会のベスト4が最高記録だよ。でも、その時は全員三年生だったからね」

「その時の四回戦で41点を出して、それが今までの最高記録だったんだが早速昨日で記録更新したからな」

「四回戦って事はその時点でベスト8かな?」

「そうだ」

「ちなみに、五回戦は何点だったのだ?」

「確か40点だよ。でも相手が新川南高校でその試合で41点を出してるはずなんだけど…結局全国大会まで進んだんだっけ?」

「ああ、全国大会まで行って全国大会ベスト4のはずだ」

「そうそう!その時の新川南高校が凄く強かったらしいんだよね」

今川さん…良く覚えてるな。全国大会ベスト4とか。

「成程な。では今回新川南高校に勝って全国大会まで進めばある意味仇討ちになるのだな?」

「そうだね」

「だが今回の新川南高校はそれほど脅威では無いな。代わりに準々決勝で当たる月島東高校が決勝に次ぐ山場だろうが」

「月島東高校はこのファンの人への対応って言うのが一番の強みになってるからね」

「まあ準々決勝で対戦種目が対応にならないように願うしかないがな」

なったらなったで何とかするしかないのだが。

やはり圧倒的な強さだな。去年よりも強くなってるような…

「去年の新川南高校よりも強いんじゃないか?」

「うーん…私もそんな気がするな」

どうやら均衡を保ってきた四強にも力の差が出始めたようだな。…だが、俺たちが躍進するチャンスでもある気がする。

「これ…私たちにとってはチャンスかも知れないね」

「チャンス?一体どう言う事なのだ?」

「去年の優勝校の新川南高校は弱体化してるし、東牧高校と緑川聖高校のいるブロックはこの二校のどちらかがほぼ確実に決勝まで勝ち上がってくるよね?だから、私たちが新川南高校と月島東高校に勝てばこの大会の流れを掴んで決勝も勝てるかも知れないって事だよ」

…俺は一体何を熱弁しているのだろう。

「まあそれはその通りだな」

「だとしたらこの二回戦は余裕を持って突破するくらいが良いですね」

「そうだね!…アイドル同好会存続のためにも、だけど」









PM00:00 新川市体育館にて

次の試合は新川南高校が出てくる。三回戦のためにも多く情報を取っておきたいな。

「新川南高校は対応が得意な訳でも苦手な訳でもないが…今の状態だとどうなるか分からないな」

「ほら!新川南高校の次が私たちの出番だからね!多分もうすぐ呼ばれると思うんだけど…」

「ただいまより新川南高校対月島ル・ワール高校の試合を開始致します。次の海ノ手高校対大谷高校の皆さんは準備してください」

「よし!行くよ!」

と言う訳で昨日と同じように準備をする。まずは着替える訳だが…

「これ…やっぱり分からないな」

そう。どう着るのかが相変わらず分からない。良くこんなの作れたな…デザイン研究部の人達に感謝だ。

「まずはスカート着て…次がこのインナーか?」

5分後……

着れた。まあ最初の頃に比べたら早くなってるな。

「じゃあメイクしちゃってね」

「「「「はーい」」」」

メイクの技術もそれなりに上がったと思う。結構練習したからな。

「うーん…でも難しいな」

さらに10分後…

「みんなメイクし終わったかな?あとは…心を落ち着かせておこうね」

「「「はーい」」」

「…」

結城さんがおかしいが、まあいつも通りだな。気にしないで行こう。

「結城さん、深呼吸するんだ」

「すぅ…はぁ…よし、少しだけ落ち着いたような気がするぞ」

「良かった!波多野君ありがとうね」

「ああ」

それにしても…なんであんなに結城さんのメンタルは弱いんだろうか。

大友さんは微動だにせず、松平さんはいつも通り明るく、最上さんも少し緊張しているとはいえ普段通りでいる、そして結城さんはカチカチになっている…と。もはやお馴染みの光景だな。

「うーん…そしたら今やっている試合でも見てようかな」

「「「「はーい」」」」

今度は結城さんも返事してくれたな。良かった。

生憎新川南高校は先攻だったので見るのは新川南高校の対戦校、月島ル・ワール高校だ。変わった名前だが、前身が教会らしいのでキリスト教な名前なんだだそうだ。

「ここは確か去年二回戦負けだったよね?」

「そうだ。まあ二年連続で一回戦の相手が弱小校だったのもあるだろうが」

じゃあ、ここで軽く演技のルール説明といこう。

得点は変わらず50点満点である。

この種目はステージを使わない唯一の種目だな。ステージの下に長机が置かれ、握手会のような流れでファンにどんな対応をするかを競う、というルールだ。

…おっと。説明していたらもう得点発表みたいだ。

「新川南高校…36点です」

…かなり低得点だな。ちなみに一回戦突破の目安が35点と言われているから、かなり低いのが分かるだろう。

「続いて月島ル・ワール高校…35点です」

これは新川南高校の辛勝か。

「よって、勝者は新川南高校になります。次の海ノ手高校対大谷高校の皆さんは準備してください」

二回戦…ここも落とす訳には行かない。

「…それじゃあ行くよ」

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