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冴えない男子高校生の俺がもしも超可愛い「女子高生アイドル」になったなら  作者: いず
第二章 遂にアイドルコンテスト開幕…!
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第17話 ある意味これも危機…か?

第1試合、由良高校対浅間高校だ。この試合は由良高校が若干優勢な雰囲気だな。

「しっかり試合の流れを覚えて置いてね」

「「「「はーい」」」」

由良高校は特段目立った所がないが全体的な完成度が高い印象だな。

「待って!それはやっぱり…」

中々の完成度だな。

…ん?

「うぅ…」

また結城さんが緊張と不安でやられかけてるよ…これ本番まで持つのか?

…しょうがない。

「波多野君…」

「ん?」

「ひそひそ…」

「ああ、分かった」

「玲奈ちゃん、ちょっと着いてきて」

「分かったぞ」

とりあえず例のカフェまで来た。

「玲奈ちゃん?大丈夫?」

「何とかな」

その後もしばらく二人で話をしていると、段々と普段の結城さんに戻っていった。良かった…

「そっか!…ってあれ?」

「おーいっ!せんぱーいっ!」

「あれ?みんなでどうしたの?」

「第1試合が終わったのでみんなで第三試合が始まるまでカフェに居なって波多野先輩が」

成程ね…事情は理解した。

まあ結城さんも元に戻ったしいいんじゃないか?

女子特有のキャッキャウフフな雰囲気だが、やはり俺はこう言うのが苦手だ。この中に溶け込める気がしない。

ん?

「もうすぐ第3試合始まるから戻って来てくれない?」

もう二十分以上たってるのか…

「もう第3試合が始まるらしいから観客席に戻ろうか」

「「「「はーい」」」」









AM08:30 新川市体育館にて

「よし、全員戻って来たな。もうすぐ始まるぞ」

間に合って良かったな。絶対見たらいい経験になるし。

「第1試合と第2試合はどっちが勝ったの?」

「第1試合が浅間高校、第2試合が青石高校だぞ」

浅間高校が勝ったのか…第2試合は全然分からないが。

「お、ほらもう始まるぞ」

先攻は緑川聖高校だ。

うーん…やはり上手いな。…あれ?

「「「ぼー…」」」

もうやられてるよ…

大友さんの落ち着き具合が凄い。結城さんにもちょっと分けてあげて欲しいな。

一回戦で強豪校と当たったチームは大変だな。俺たちはまだ三回戦だからいい方だ。

…ん?でも…前見た時よりもレベルが低い気がする。俺たちもこれより実力があるように見える。とはいえ緑川聖高校が他の高校に比べて実力があるのは分かるが。

「波多野君…何だかレベルがそこまで高くないように見えるんだけど…」

「ああ、俺もだ。うちのレベルが高いからそう見える、というのが理由な気がする」

成程。つまり緑川聖高校のレベルが下がったのではなく俺たちのレベルが上がったからそう見える、と。

「私たちにもこういう強豪校に勝ち目はあるんじゃないかな?」

「同感だな」

「私もそう思います」

結城さん、松平さん、最上さんが口を開けてこっちを向いてるが…もっとすごい様に見えたんだって。

「私から見たら三人ともこれより上手い気がするんだけどな」

何だかやる気を取り戻したように見える。自分に自信が持てた様だ。

…大友さんは全く動じてないな。

「後攻は室戸高校だね」

「まあ緑川聖高校が勝つだろうな」

その緑川聖高校に俺たちは勝てるような気もするのだが…何だか分からなくなってきた。

室戸高校もそれなりに上手いのだが…相手が悪かったな。









AM09:00 街角のカフェにて

「結局緑川聖高校の圧勝だったな」

「次撮っておく試合はいつだった?」

「第13試合だね。ここは東牧高校が出てくるよ」

「了解」

ちなみに今俺たちは体育館を出て近くのカフェにいるぞ。今川さんの身体の時浪岡さん、細川さんと俺で来たあのカフェだ。

「先輩は何でこのカフェを知ってたのだ?」

結城さんに俺が前聞いたような事を聞かれてるな。まさか今川さんと俺が入れ替わってると知っている訳では無いだろうが…偶然の一致だ。

「前友達と一緒に来たことがあるんだよ」

「やっぱり先輩もそういう事あるんですねっ!」

「もちろん私だってあるよ」

「第13試合までまだかなり時間がありますけどそれまで何してるんですか?」

「うーん…ヨ〇バシでも行くか?」

…好きだなヨド〇シカメラ。









AM09:30 〇ドバシカメラにて

「じゃあ、みんなはどこ行くの?」

「俺はパソコンかな」

なんでパソコンなんだ?…ああ、前にパソコン欲しいとか言ってたな。

「私もそうするぞ」

「じゃあ私も…」

「ボクも!」

「私もっ!」

「…全員で行こうか」

俺が使っているパソコンはそんなにスペックだの何だのと考えてはいないが…色々な種類があるな。素人にはさっぱり分からない。

「これ、値段でどう言う事が変わるんだろうね」

「確か細川さんがパソコンに詳しいんじゃ無かったか?」

そうだった。だが、細川さんはなんでパソコンが好きなんだか。

「私のお姉ちゃんがここで働いてるんですけどっ…」

ん?

「お姉ちゃん?」

「あれっ?話してませんでしたっけっ?」

何だかそんな事を言ってたような、言ってなかったような…

「あっ!ほらほらあの人ですよっ!お姉ちゃんっ!」

「あれ?綾香じゃん…こんな所まで一体何しに来たのよ」

「ちょっと来てみただけでしょっ」

「ふふっ…ん?あれ、そのパソコン気になってる?」

「まあ…」

今川さんの様子まで見ているとは…凄いな。

「…パソコンの世界にようこそ」

…ここにもパソコンマニアがいた。


第2章、こんな感じでどうでしょうか?

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