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外星戦記  作者: 無名の凡夫


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第47.5話 ダークエルフの歴史

グーリエ星のダークエルフは、「呪われた種族」と言われている。はるか昔、ゴブリンやオークといったモンスター種が、エルフの女性を攫い、子孫を繁殖させるという事件が起きた。


ゴブリンやオークは、美しい外見の異性を好むため、美しい容姿が多いエルフの女性がターゲットにされた。その時にエルフの特徴が出て生まれたのが、ダークエルフである。肌の黒いエルフは存在しない。当時は、そう思われていたので「ダークエルフ」と名付けられ、呪われた種族として忌み嫌われた。


グーリエ星内の種族は他種族と子を設けると、どちらかの特徴や特性が出てくるものだが、ダークエルフは他種族との交配をしてもダークエルフしか生まれない。そこも「呪われた種族」と言われる所以でもある。


昔のエルフは、排他的であり、特にハイエルフは他種族を見下す傾向があった。ダークエルフは同じエルフ族にも差別の対象として忌み嫌われていた。


アステリム帝国では、当時の皇帝が差別を無くすことを公言しており、ダークエルフも受け入れ始めていた。種族間の差別意識が薄れるとダークエルフだけでなく、ゴブリンやオーク等、知能が高いモンスター種も能力を活かした場所が提供され、自己肯定感が高くなり、理性的に進化していった。


その積み重ねで、ダークエルフを「呪われた種族」という偏見は減っていった。また、進んでゴブリンやオークと結婚をするエルフ族も現れた。


しかし、エルフ族は長寿なので、当時を知る存命のエルフ族も多い。ヴァランクエの両親は、ダークエルフを差別していた家系であり、プレヤディッチの曾祖母は、ゴブリンとの間に生まれた子であった。


ダークエルフとエルフの違いは肌の色以外に大きな差がないとされ、帝国以外の国でも市民権を得るのは、比較的早かったものの、ゴブリンやオークといったモンスター種は、帝国外では未だ市民権は得られていない。


帝国で、知性のあるモンスター種に市民権があるのは、今から約1000年前、帝国内で盗みを働いたゴブリンに労働を課した。(大工の仕事)この労働で技術・報酬を得たゴブリンは、生きがい・やりがいを感じ釈放後も、大工として働くことを決意。ここで得た技術が、ゴブリン族に広まり、オーク族、ミノタウロス他、知性のあるモンスター種へと受け継がれていく。

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