子供拾いました 7
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ひとしきり伯母様の前で泣いた後で、伯母様とはたくさん話しをした。
社交シーズンになれば伯母様は王都のタウンハウスに移るから、たくさん会いましょうと言ってくれた。
わたしは伯母様にアーロンとダフニーの浮気の証拠の一部を預けてある。
もしわたしに何かあれば、すぐにそれを新聞社に持って行ってくれる約束をしていた。
わたしの縁切り状はまだお父様が承認していないみたいで教会から連絡はないけれど、万が一お父様がわたしを回収しようと動いた時のために、その証拠はまだサヴァンナ伯母様に預けておくことにしている。
王都まで片道三時間ほどかかるので長居はできなくて、グリーン伯爵家で二時間ほど過ごしたあと、わたしは馬車で王都まで帰ることにした――んだけど。
「わわっ!」
その途中、馬車が急停車して、わたしは危うく座席から転がり落ちるところだった。
グリーン伯爵領から王都へ向かう道のりに、山の近くに通された細い道がある。
細い道だから馬車がすれ違うのも一苦労なんだけど、ここを通った方が近道だから、グリーン伯爵領へ向かう人たちはたいていこの道を使う。
もしかして、対向車が来て慌てて止めたのかしらと思っていると、御者台から降りた御者が、コンコンと馬車の扉を叩いた。
「どうかしたんですか?」
「それが……子供が」
子供?
え? まさか子供が飛び出してきて跳ねたとか⁉
わたしは慌てて馬車から飛び降りる。
すると、御者に案内された先――道の端っこに、籠に入れられた赤ん坊がくうくうと寝息を立てていた。髪もふさふさだし、そこそこ大きいので、見たところ生後一年かそこらと言うくらいだろうか。
「な、なんで赤ちゃんがこんなところに……」
「わかりません。ただ近くに……親らしき人影はなさそうですね。捨て子でしょうか」
「こんな山道に?」
こんなところに子供を捨てれば、死ねと言っているようなものではなかろうか。
わたしが気づいたからよかったけれど、馬車が通る道とはいえ、通っても一日に数台程度だろう。
ましてやこんな細い道の横に置かれていたら馬車に跳ね飛ばされる危険もある。
生後一年なら這ったり歩いたりもするだろう。夜になれば山から獣が降りてくるかもしれない。
「とにかく、このままにはしておけないわ」
捨て子ならばこのまま素通りはできない。
わたしは籠ごと赤ちゃんを抱えると、ひとまず連れて帰ることにした。
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とっても可愛くて楽しいコミックス①巻、ぜひお手に取っていただけますと幸いです。
漫画は万波千夏先生が描いてくださっていまして、本当に本当に、とっても素敵なのですよ(≧▽≦)
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☆あらすじ☆
追放理由は食いしん坊!? 大食い聖女の幸せ満腹ラブコメ♪
「お前のように燃費の悪い聖女などいらん、出ていけ!」16歳の聖女スカーレットは、突如神殿からたたき出されてしまう。大食いのわりに普通の力しか使えない--そんな燃費の悪さを理由に、彼女は新しい神殿長から厄介払いされたのだった。空腹のあまり行き倒れ、餓死を覚悟したその時、通りがかった公爵リヒャルトに拾われ、客人として迎え入れられることに!満腹になるまでご馳走を振る舞ってくれるリヒャルトはまさにご飯の神様。そんな夢のような生活の中で、スカーレットの秘められた力が徐々に覚醒し始めて--!?そして、二人の関係の変化にもご注目!お腹も心も満たされる、大食い聖女の幸せ満腹ラブコメ♪
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発売日 : 2026/8/6
ISBN-10 : 4301004238
ISBN-13 : 978-4301004233







