表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/4

乙女ゲーム〖聖女の光〗

乙女ゲーム〖聖女の光〗


佐藤 みちるが前世でプレイしていた唯一の娯楽であり、楽しみだったゲームだ。


彼女はこのゲームをやる時だけ、現実とファンタジーを切り離し自分を解放できた。


内容はまさにテンプレートでありきたりな話。


ヒロインは、伯爵令嬢。聖女の力を持つ__


リリー・オクトマン


彼女の暮らす国で物語の舞台となる〖アルヴェイン王国〗は、世代制で聖女が必ず一人現れる。


聖女の力を持つものは、王宮に連れていかれ修行を積み__


最終的には王妃か、それに近い権力を持つものになることが約束されている。


つまり聖女は王族、もしくはそれ以上の権力を持つ王国内一の女性なのだ。


物語は、ひょんなことから彼女の聖女の力が目覚め、王宮に行く所から始まる。


攻略対象は8人と多く。王子様もしくはその弟との王道ラブストーリ、王妃ルート。


騎士団長と苦難を乗り越え結ばれる熱血ラブストーリー、レディルート。


庶民の青年と立場も違う禁断のラブストーリー、平民ルート。などなど_____。


どれも目を惹かれる胸キュンストーリばかり。


しかし、そんな彼女にもほろ苦い過去(エピローグ)があった。


それまでは普通の町娘だったのに、私生児と言うことが判明して向かい入れられた伯爵家。


しかし3人の兄達は優しくしてくれて、父親も母と母の不倫相手の間に産まれたリリーを受け入れてくれた。


問題は、異母姉妹のオクトマン伯爵家の実子。


リナーシャ・オクトマン


リリーは愛想があり、暖かく優しい。だから周りもリナーシャよりリリーを愛すようになった。


それにリナーシャは嫉妬する。


そして陰湿な攻撃を繰り返す。


ある日、ついにリナーシャは越えては行けない一線を越えようとする。


弓使いの裏組織と交渉し、リリーの10歳の誕生パーティーで彼女を亡きものとする計画だ。


決行日当日、リリーが父親からのプレゼントを嬉しそうち受け取った瞬間。彼女に毒入りの弓矢が突き刺さる。


騒々しい会場、苦しみに歪むリリーの顔、青ざめた顔で必死にリリーの名前を呼ぶ兄達と父親。


そして__


ニヤリと笑みを浮かべる、リナーシャの顔__。


しかしそこにリリーを救う救世主が現れた。


それは、顔が青白く今にも倒れそうな謎の少女_。


リリーの怪我した場所に彼女は手を当てて、目が眩む程の光を注いだ。


そしてリリーの怪我は瞬く間に治り、周りも、リナーシャも呆気にとられた。


その少女は、去る前にこっそりリリーに語りかける。


「私は聖女です。でも、私はもうあとが少ないのです。」


「次の聖女が、貴方だったらいいのに……優しいお嬢さん。」


……と、ここまでがリリーのエピローグだ。


リナーシャはこの後、リリーの殺人未遂に加え、今まで沢山の闇組織と取引。


強盗、暴力を繰り返していたことが明らかになり、あまりの罪の重さで14歳で処刑されてしまう。


彼女の死は誰も悲しまなかった。


悪女なのだから、当然だ____。

_______________________epilogue.3 乙女ゲーム〖聖女の光〗

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ