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証拠にならない真実を、報告します 〜九藤探偵事務所の真相報告書〜  作者: 九藤隼人
第1章 三十二年前の赤い電話
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第3話 聞き込み

 藤澤駅南口で待っていると、光咲は約束の時間より少し早く現れた。


 歩きやすそうな靴を履き、片手には文子さんから預かった紙袋を抱えている。


「お待たせしました」


「約束の時間より前です。待たされてはいません」


「……そういう返し、毎回必要ですか」


「必要なら言います」


「必要だったんですね」


 光咲は小さく息を吐いた。


 それから、俺の持っていた黒いケースをちらりと見た。


「そういえば、九藤さんの探偵事務所って、助手を募集してるんですよね」


「募集はしています」


「やっぱり」


「やっぱり、とは?」


「昨日、事務所に募集の紙が貼ってあったので」


「はい。一名募集しています。まだ応募者はいません」


「それはそうでしょうね」


 俺は光咲を見た。


「どういう意味ですか?」


「分からないんですか?」


「分からないので確認しています」


 光咲は少しだけ笑った。


「では、今は言わないでおきます」


「理由を伏せる必要がありますか」


「あります」


「なぜですか」


「たぶん、説明すると長くなるので」


「長くなるかどうかは、説明してみなければ分かりません」


「そういうところです」


「どういうところですか」


「それも、今は言わないでおきます」


 光咲はそう言って、駅前の方へ視線を向けた。


 俺には、まだ何も説明されていない。だが、なぜか少しだけ納得されたような顔をしていた。


 藤澤駅の南口は、三十二年前の写真とはまるで違っていた。駅前には広いロータリーがあり、バス停の屋根が規則正しく並んでいる。


 歩道は明るい色のタイルで舗装され、案内板も新しい。駅ビルのガラスには、五月の薄い日差しが反射していた。


 人は多い。

 学生。

 会社員。


 買い物袋を下げた主婦。

 スマートフォンを見ながら歩く若者。


 誰も、三十二年前にここで一人の少女が消えたことなど知らない顔で通り過ぎていく。


 いや、知らないのではない。知っていたとしても、毎日思い出して歩くわけではない。


 町は、そうやって過去を上から舗装していく。


「……写真と全然違いますね」


 隣で、光咲が言った。


 今日は髪を後ろで軽くまとめ、足元も歩きやすさを優先している。昨日こちらが出した条件は、一応守っているらしい。


 それが慎重さなのか、ただ父親と文子さんに言われたからなのかは、まだ判断できなかった。


「違います」


 俺は古い住宅地図と、現在の地図を見比べた。


「だから、まず当時の位置を合わせます」


「駅前なのにですか」


「駅前だからです」


 光咲が首をかしげる。


「駅前って、そんなに変わるものなんですか」


「駅は動きません。道と建物と人の記憶が動きます」


「なんか、詩みたいですね」


「事実です」


「そこは乗ってくれないんですね」


「乗る必要がありますか」


「ないですけど」


 光咲は少しだけ不満そうに口を閉じた。

 俺はそれ以上答えず、資料を確認した。


 三十二年前の駅前商店街。


 青果店。

 薬局。

 時計店。

 細い路地。


 そして、写真の端にかろうじて写っている赤い電話。


 ただし、住宅地図に公衆電話の記載はない。


 新聞記事にも、警察へ相談した時の記録にも、「赤い電話」という言葉は出てこない。


 写真には写っている。


 篠宮誠一さんの子どもの頃のノートにも、「あかいでんわ」と書かれている。


 それなのに、公的な記録にはない。


 この手のものは、厄介だ。


 誰も重要だと思わなかったものほど、あとから重要になる。


「今日確認するのは、赤い電話だけですか?」


 光咲が聞いた。


「赤い電話を中心に、周辺も確認します」


「周辺?」


「写真に写っている青果店。移転した薬局。看板だけ残っている時計店。商店街の入口。路地の位置。赤い電話が本当に店先にあったのかどうか」


「結構ありますね」


「あります」


「それ、今日だけで終わりますか?」


「終わるとは言っていません」


「ですよね」


「それと、聞き込みの中で、当時をよく知っている人物がいれば記録します」


「分かりました」


 光咲は素直に頷いた。


 昨日よりは、こちらの言葉を一度飲み込むようになっている。それが良い変化なのか、単に様子を見ているだけなのかは、まだ判断できない。


「赤い電話の場所が分かれば、何か分かるんですか?」


 光咲が聞いた。


「分かる、とは言えません」


「またそれですか」


「またそれです」


 俺は古い写真を見せた。


「ただ、起点にはなります」


「起点?」


「哭響機に必要なのは、まず場所です」


「場所」


「はい。日時を細かく入力して検索する機械ではありません。大まかな年代範囲を設定して、その場所に残った強い残響を拾う機械です」


 光咲は、写真と現在の歩道を見比べた。


「じゃあ、赤い電話があった場所がずれていたら」


「目的の残響を拾えない可能性があります」


「結構、厳しいんですね」


「厳しいです」


 俺は写真の端を指した。


「美咲さんがこの電話の前で誰かからの連絡を待っていたと仮定します」


「仮定なんですね」


「断定できませんから」


「はい」


「もし電話を受けたあとに移動したなら、その周辺に強い残響が残っている可能性があります。携帯型の哭響機で周囲を確認し、反応が出る方向を追えば、どの道へ向かったのか候補を絞れるかもしれません」


「点をつなぐんですね」


「そうです」


「探偵っぽいです」


「探偵です」


「あ、そうでした」


 光咲は本当に今思い出したような顔をした。


 不安になる。


「ただし、携帯型だけで真相が分かるわけではありません」


「写真を撮りながら歩くんですよね」


「はい。反応があれば、残響写真や反応データが端末内の候補フォルダに保存されます。なければ、何も残りません」


「じゃあ、ここから撮っていけば」


「まだ撮りません」


「どうしてですか」


「赤い電話の正確な位置が分からないからです」


 俺は現在の歩道を見た。

 人が多い。


 再開発された駅前で、むやみに携帯型を使えば、目的外の反応を拾う可能性がある。


 この道には、この町の三十二年分の事故や恐怖や後悔が積もっている。


 目的の残響だけが都合よく写るわけではない。


「まず聞き込みをします」


「聞き込み」


 光咲の目が少しだけ動いた。


「私もやります」


「勝手に話しかけないでください」


「でも聞き込みって、話しかけるものですよね」


「こちらの方針に沿って話してください」


「方針」


「不用意なことを言わない。事件の詳細を出しすぎない。相手の記憶を誘導しない。相手が知らないことを知っている前提で話さない」


「……難しくないですか」


「難しいです」


「じゃあ、九藤さんが聞けばいいんじゃ」


「そうします」


 俺は駅前から少し離れた、古い通りへ向かった。


 写真に写っていた商店街の名残は、かすかに残っていた。


 新しいビルの一階に入った薬局。

 シャッターの下りた古い店舗。

 看板だけ残った時計店。


 以前は青果店だったらしい場所は、今は白い外壁の小さな住宅になっていた。


 住宅の前には植木鉢がいくつも並んでいる。玄関脇には、古い木製の椅子が置かれていた。俺はその家を見る。


 古い写真の青果店の位置と、現在の地図を重ねるなら、このあたりが候補になる。


 玄関先に、七十代くらいの女性が出てきた。植木に水をやっている。


「すみません」


 俺は声をかけた。


 女性が振り返る。


「はい?」


「突然失礼します。私は九藤探偵事務所の九藤と申します。現在、三十二年前の藤澤駅前商店街に関する調査を行っておりまして、この周辺に当時設置されていた可能性のある赤い公衆電話について確認したいのですが」


 女性の表情が、少し固まった。


 光咲が横で、小さく息を吸ったのが分かった。


「ええと……何の調査?」


「過去の失踪事案に関する予備調査です」


「失踪?」


 女性の顔に警戒が出た。

 当然だった。


 急に探偵を名乗る男が来て、三十二年前の失踪事案などと言えば、警戒するに決まっている。


 失敗だ。

 言い方が硬すぎた。


 そう思った時、光咲が一歩前へ出た。


「すみません。急に怖い言い方になっちゃって」


「光咲さん」


「大丈夫です。まだ何も断言してません」


「そういう問題では」


 光咲は俺をちらりと見てから、女性へ向き直った。


「昔、このあたりに赤い電話ってありませんでしたか。祖母が昔のことを調べていて、写真にそれらしいものが写っていたんです。でも地図には載ってなくて」


 女性の表情が、少し緩んだ。


「赤い電話?」


「はい。駅の近くで、商店街の入口あたりだったみたいなんです。八百屋さんとか、薬局さんの近くで」


「ああ……」


 女性は植木鉢に水をやりながら、少し考え込んだ。


「赤電話なら、あったような気がするねえ」


 俺はすぐに手帳を出した。

 黒い手袋の指先で、手帳の端を押さえる。


 女性の視線が一瞬だけこちらの手元に落ちたが、すぐに戻った。


「どのあたりでしょうか?」


「ええとね、うちは昔、八百屋じゃなくて、その隣の家だったの。八百屋さんはもう少し駅寄りでね。電話は、店の中じゃなくて、店先だったと思うよ」


「店先」


「そうそう。ボックスじゃなくて、赤い電話機が置いてあって。ほら、昔は店の人に断って使うような電話があったでしょう」


 委託公衆電話。


 住宅地図に載っていない理由としては、充分だった。


「その赤い電話は、誰でも使えるものでしたか?」


「使えたと思うけどねえ。でも、店が閉まってると使えなかったかもしれないね」


 光咲が首をかしげた。


「じゃあ、店が開く前とか、閉まった後は使えないんですか」


「うーん、外に出ていた時もあったかな。ごめんなさいね、昔のことだから」


「いえ、助かります」


 光咲は素直に頭を下げた。


 俺ならそこで「記憶が曖昧な点は承知しました」と言っていたかもしれない。


 それよりは、光咲の方がずっと自然だった。


「その電話に、外から電話がかかってくることはありましたか」


 俺が聞くと、女性は目を細めた。


「どうだったかねえ。でも、公衆電話にも番号はあったから、かけようと思えばかけられたんじゃない?」


「覚えている範囲で構いません。誰かがその電話の前で待っていたことは?」


「待っていた?」


「はい」


 女性は困ったように笑った。


「そこまでは覚えてないねえ。昔は人も多かったし、学生さんもたくさん通ったから」


 その時だった。

 玄関の奥から、物音がした。


 引き戸が開き、家の中から一人の男が出てきた。七十代後半か、八十代に差しかかるくらいだろうか。


 白髪交じりの髪を短く刈り、薄い上着を羽織っている。手には買い物袋を持っていた。


 男は俺たちを一瞥しただけで、何も言わずに門の方へ歩いてきた。


 その横を通り過ぎる一瞬、首筋が見えた。


 左の首筋。


 耳の下から少し後ろにかけて、黒いほくろがあった。大きくはない。だが、妙に目に残る位置だった。


「出かけるの?」


 女性が男に声をかける。


「ああ」


 男は短く答えた。


 俺たちには会釈もしなかった。

 そのまま、通りの向こうへ歩いていく。


 光咲が小さく目で追った。


「……今の方は?」


 女性に聞く。


「親戚。ちょっと用事で寄ってただけ」


「そうなんですね」


 光咲は頷いた。


 俺は手帳に視線を戻した。


 今の男について、現時点で書けることは少ない。


 この家から出てきた。

 左首筋に黒いほくろがあった。

 女性は親戚だと言った。


 それだけだ。


 それ以上は、ただの印象になる。


 ただ、印象というものは、記録しないと消える。


 俺は手帳の端に小さく書いた。


『聞き込み中、七十代後半から八十代ほどの男性。左首筋に黒いほくろ。親戚とのこと』


 光咲がこちらを見た。


 何か言いたそうだったが、俺は首を横に振った。今は、口に出す段階ではない。


「ありがとうございました」


 俺は女性に頭を下げた。


「もしまた確認したいことが出ましたら、改めて伺ってもよろしいでしょうか」


「ええ。分かることならね」


 女性はそう言った。


 家を離れてから、光咲が小声で聞いてきた。


「今の男の人、書きましたよね」


「書きました」


「怪しいですか」


「その言葉は控えてください」


「……違和感がある、ですか」


「はい」


「違和感はあります」


「理由は?」


「首のほくろが、なんか目立ったので」


「それは特徴です。違和感の理由にはなりますが、疑いの根拠にはなりません」


「分かってます」


「本当に?」


「分かってます。怪しいとは言ってません。違和感です」


「ならいいです」


 光咲は少しだけ頬を膨らませた。


「九藤さん、会話が難しいです」


「正確に話してください」


「人間はもう少し雑に会話してます」


「雑な会話で人を傷つける場合があります」


「……それを言われると、反論しづらいです」


 光咲はそう言って、少しだけ黙った。


 その後、俺たちは周辺で数人に話を聞いた。


 元時計店の店主。

 昔からこの通りに住む老夫婦。


 駅前の再開発前から営業している喫茶店の主人。


 赤い電話について、はっきり覚えている人は少なかった。


 だが、証言は少しずつ重なっていった。

 赤い電話は、駅前商店街の入口にあった。


 青果店の店先に置かれていた。


 店主が電話番のようなことをしていた時期がある。


 学生が待ち合わせに使うこともあった。

 時間を決めて、外から電話をかける人もいたらしい。


 電話は、店の営業時間外でも外に出ていたことがある。


 完全に正確とは言えない。


 だが、写真の赤い影と、誠一さんのノートと、町の記憶は、同じ場所を指し始めていた。


 午後五時を過ぎた頃、俺たちは駅前広場の端に立っていた。


 五月の夕方の光が、ビルの壁に薄く伸びている。


 俺は古い写真を片手に、現在の歩道を見た。


「おそらく、このあたりです」


「ここに、赤い電話があったんですか」


「断定はできません」


「出ました」


「ですが、現時点で最も可能性が高い位置です」


 光咲は、何もない歩道を見つめた。


 そこには電話などない。

 青果店もない。


 薬局も、時計店も、昔のままでは残っていない。


 それでも、三十二年前の夕方、美咲さんはここに立っていたのかもしれない。


 誰かからの電話を待っていた。

 受話器を取った。

 声を聞いた。


 そして、どこかへ向かった。


「今日はここまでです」


 俺は地図を閉じた。


「携帯型は使わないんですか」


「明日にします」


「どうしてですか」


「位置の候補は出ましたが、周辺の人通りが多い。夕方は反応が混ざりやすい可能性があります。それに、今日は聞き込みで十分です」


「十分なんですか」


「十分です」


 光咲は少し意外そうに俺を見た。


「九藤さん、そういうことは断言するんですね」


「今日の作業量については確認済みですから」


「なるほど。確認済みなら言えるんですね」


「はい」


「めんどくさいですね」


「感想として受け取ります」


 光咲は少しだけ笑った。

 初めて、怒りや警戒ではない表情だった。


 駅前の人混みが、二人の横を流れていく。


「九藤さんは、これからどうするんですか」


「ホテルに戻ります」


「ホテル?」


「はい。明日も聞き込みと携帯型での反応確認を行います。都内へ戻ってまた来るより、その方が効率的です」


「泊まりなんですね」


「一泊です」


 光咲は少し考えたあと、言った。


「私も同じホテルに戻ります」


「同じホテル?」


「はい」


「なぜ同じホテルを取っているんですか」


「確認するためです」


「何をですか」


「九藤さんが、祖母の依頼をちゃんと扱ってくれるかどうかです」


「まだ継続中でしたか」


「もちろんです」


「光咲さん」


「はい」


「事前に言ってください」


「今、言いました」


「事前ではありません」


「じゃあ、次からは事前に言います」


「次がある前提なのも問題です」


 光咲は、少し得意げに胸を張った。


「明日も聞き込みしますので」


「決定事項ではありません」


「でも、人に話を聞くなら、私がいた方がいいですよね」


 俺はすぐには答えられなかった。

 今日の聞き込みを思い返す。


 最初の女性は、俺の説明で警戒した。

 光咲の言葉で、少し表情を緩めた。


 喫茶店の主人も、俺より光咲の方を見て話していた。


 彼女は不用意だ。

 言葉も軽い。

 勝手に動きそうで危なっかしい。


 けれど、人の懐に入るのは、俺よりうまい。


「……役に立たなかったとは言いません」


「それ、褒めてます?」


「評価です」


「褒めてはないんですね」


「現時点では」


「現時点では」


 光咲はその言葉を繰り返して、少し笑った。


「じゃあ、明日、もう少し評価を上げます」


「評価は目的ではありません」


「目的ではなくても、上がると嬉しいです」


「それは否定しません」


 駅前の信号が青に変わった。

 光咲が歩き出そうとして、俺を振り返る。


「九藤さん、お腹空きません?」


「俺の空腹を、光咲さんが判断する根拠はありません」


「……え」


 光咲が足を止めた。


「いや、ただ聞いただけですけど」


「聞き方に推測が含まれています」


「ええ……?」


「“食事を取りますか”なら答えられます」


 光咲は数秒、俺を見た。

 それから、小さく息を吐いた。


「九藤さん」


「はい」


「あなた、すごく面倒くさい人ですね」


「失礼です」


「でも、ちょっと分かってきました」


「何がですか」


「どうしておばあちゃんに、あんなに硬い説明をしたのか」


 光咲は駅前の向こうを見た。

 夕方の光が、彼女の横顔にかかっている。


「あなた、雑に優しくするのが苦手なんですね」


「その表現は正確ではありません」


「はいはい。正確ではありませんね」


「聞いていますか」


「聞いてます」


 光咲は少しだけ笑った。


「食事を取りますか、九藤さん」


「取ります」


「じゃあ、行きましょう」


「どこへ」


「ホテルの近くで探します。これは提案です。断定ではありません」


「……分かりました」


 第三者が見ていたら、何の会話だと思ったかもしれない。けれど、少なくとも今日一日で分かったことがある。


 赤い電話は、確かにあった可能性が高い。


 それは、美咲さんが誰かと繋がるための場所だったかもしれない。


 そして、篠宮光咲という女性は。

 危なっかしい。


 こちらの想定通りには動かない。

 不用意なことも言う。


 だが、聞き込みでは、俺より相手の警戒を解くことがある。それは、無視できない事実だった。


 俺は黒いケースを持ち直し、駅前の人混みへ踏み出した。


 明日、赤い電話の跡から、携帯型哭響機で反応を追う。


 三十二年前の夕方、美咲さんがどちらへ向かったのか。


 その最初の一歩を確かめるために。

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