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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

壊れたまま、愛して

作者:希言
声を失った少女・紬と、孤独に生きる少女・エマ。
過去の虐待、いじめ、性被害――“言葉にならない痛み”を抱えながら、
ふたりはSNSの世界で出会った。

同じように壊れた心が、静かに引き寄せ合う。
やがて、自傷と薬、依存と優しさのなかで生まれたのは、誰にも言えない「愛」だった。

人格の解離、閉ざされた日常、止まない悪夢。
けれど、ふたりは少しずつ世界を取り戻していく。
手を取り合い、傷を見せ合いながら。

――「このままじゃ終わりたくない」
そう願ったあの日、ふたりは未来を選んだ。

これは、
救われるのを待つ物語じゃない。
ふたりで“救い合った”物語。

壊れたまま、抱きしめ合いながら、
少女たちは明日を生きていく――。
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