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万能じゃない主人公って・・・。



俺:

なぁ・・・、生きてっかぁ・・・。

メアリ:

うん・・・。なんとか・・・。

俺:

あれから・・・、どれだけ経ったっけ・・・。

メアリ:

さぁ・・・、数えてない・・・。

俺:

はぁ・・・、座礁しそうになったり、難破しそうになったり、色々あったな・・・。

メアリ:

えっ?ナンパ?私ナンパされてないよ?

俺:

マジなのか、ボケなのか、わからん事言ってんな。難破だ難破。

メアリ:

私、そんなに軽い女じゃないもん。ほいほい追いてっちゃう女じゃないもん。

俺:

あ~~、もう突っ込む気力もおきん・・・。

メアリ:

突っ込むの?私に!?

俺:

だから!!あぁ、もういいわ、それ・・・。

メアリ:

あきらめないでよ!!ちゃんと突っ込んでよ!!

俺:

嫌だよ。もう3日も食べてないんだぞ。そろそろ着くはずなんだろうけど、さすがに限界だわ。ってかなんでお前はそんなに元気なんだよ・・・。

メアリ:

私は、貴方みたいな人間じゃないからね。食事は趣味みたいなもんだし。

俺:

趣味で食ってたのか!!趣味で人の3倍以上の量食ってたのか!!そんな理由で食糧難起こしてんのか!!!

メアリ:

く、くるしいからぁ~

俺:

はぁ~、いかん、体力使ってる場合じゃないのに・・・。

メアリ:

けほ、けほ・・・。まぁ、確かに、あんた頑張ってたもんね。わかんないなりに色々調べて指示出して。

俺:

俺はどこぞの主人公と違って、特別な力なんて無いからな。存在だけ特別らしいがな・・・。

メアリ:

そだね。特別な力なんてない、いたって普通の人間だね。

俺:

そんな人間に世界の歴史の危機を救えとか、無茶ゲーだわ・・・。

メアリ:

ねぇねぇ、大丈夫?

俺:

大丈夫じゃない・・・。腹が空きすぎて力が入らん・・・。

メアリ:

ねぇねぇ、いつもどおりちゃんとしゃべろうよ~。

俺:

うるさい・・・。すこし・・・だまっとけ・・・。

メアリ:

ねぇねぇ。

俺:

・・・。

メアリ:

ねぇねぇ。

俺:

・・・。

メアリ:

ねぇってば~~~!!!

俺:

う・る・さ・い!!!なんなんだ一体!!

メアリ:

ねぇ、あれって陸じゃない?

俺:

!?そういう事は早く言え、馬鹿!!

メアリ:

馬鹿って何よ!!ずっと言ってたもん!!

俺:

ああぁぁ、すまんすまん。おい!!陸が見えたぞ~!!!



KANSO

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