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うん、こんなペリーは嫌だな・・・。
ペリー:
ここは真っすぐです。このまま真っすぐです。
モブ:
あの少し進路から外れていると思うのですが・・・。
ペリー:
大丈夫です。このままで、このまま行きましょう。
モブ2:
あの・・・、このまま行くと、陸にぶつかるのですが・・・。
ペリー:
だったらそれを超えましょう。陸に沿うように船を走らせましょう。
モブ:
(小声)おい、大丈夫なのか?専門ではないが、方向がおかしいことだけは俺でもわかるぞ。
モブ2:
(小声)わかってる。だがどうしろっていうんだよ。あの人に唯一逆らうことが出来たあの人もいないのに・・・。
モブ:
(小声)確かに、そうっすよね・・・。はぁ、ちゃんと帰れんのかな。
モブ2:
(小声)それは天に祈っとけ。是非とも俺の分もな。
ペリー:
はい、雑談はやめ、気を引き締めましょう。今回の航海はとても重要なんです、失敗出来ないんです。
モブ2:
(小声)お前の指示が失敗なんだがな・・・。
モブ3:
提督!!遅くなりました!!
ペリー:
どうでしたか、あの不審者二人は何者なのか、わかりましたか。
モブ3:
はい、彼らは新たな航海士として、この船に派遣された者でした。急遽決まったため、身元確認に時間がかかりました。
ペリー:
航海士ですか。私はお願いした覚えはありませんが・・・。
モブ3:
前任の航海士殿が指名されたそうです。航海士が不在という事を避けたかったようです。
ペリー:
あの子が・・・。ふむ、なるほど、そうですか。確かに長き航海、航海士不在は大変の痛手です。最後の最後に良い仕事をしたようです。で、彼らは今どちらにいますか。
モブ3:
はい、一度牢につないだり、尋問を行ったため、少し疲れていました。今は食事をとり、体調の回復に努めている最中です。
ペリー:
そうですか、では食堂におられるのですか。
モブ3:
はい、すぐに食事を済ませ、こちらに向かうとのことです。
ペリー:
わかりました。では彼らの合流を持って、航海を再開しましょう。速度を落とし、半舷休息といたしましょう。
モブ:
はっ、全員に伝達します。
モブ3:
ふぅ、兄ちゃんの言ってた通りの展開だったな。これで大丈夫だろ、ちゃんと国に帰れますように・・・。
モブ2:
何祈ってるんだ?航海の安全か?
モブ3:
いや、あの糞みたいな提督を、彼らがちゃんと止めてくれますようにってさ。
モブ2:
あぁ、なるほど、そりゃ俺も祈っとかなきゃだな。
モブ3:
だろ?
モブ2:
それにしても、彼らはなんとかしてくれそうなのか?
モブ3:
わからん。
モブ2:
わからんって、おい!
モブ3:
ただ、あの提督様よりも100倍マシなのだけは間違いないな。
モブ2:
なるほど、そりゃ、心強いもんだ。
カンソウ




