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一応、設定を小出しにしてるが、設定っているのかな、これ。
俺:
はぁ?帰れない?!
メアリ:
そうですぅ。異常が全てなくなるまで帰れませんよぉ。
俺:
全てってどんだけ?
メアリ:
わかりません、なんか大量発生しちゃちゃちゃぁぁぁ。
俺:
なんで、そういう大事な事を先に話さないんだ、お前は!!
メアリ:
締まる、締まってるからぁぁぁ。
俺:
帰れない、だと。しかも異常の件数すらわからなくて、それを全部解決しないと、だと。
メアリ:
ぜーはーぜーはー。
俺:
巻き込まれたと思ったらのこの仕打ち、一体どんな不幸なんだよ。どこぞの主人公なら“不幸だぁ~”って叫ぶところだぞ。おかしすぎる、この状況、本当に不幸だ・・・。
メアリ:
仕方ないじゃないですか、だって世界を救えるのは貴方しかいないですから。私だってぇ、貴方なんかに頼りたくありませんでしたけどって、なに打ちひしがれてるんですか?
俺:
お前のせいだぁぁぁ!!
メアリ:
いやぁぁぁぁぁぁ~~~。
俺
ん~と、すまん。
メアリ:
ぐす、ぐす。痛かった、です・・・、苦しかった、です・・・。
俺:
悪かったって、ちょっと取り乱しただけだろ?
メアリ:
取り乱しただけで、オチる寸前まで首絞めるって、どこの狂人ですか!!
俺:
まぁまぁ、落ち着けって。そんな事より帰れないってのは本当か?
メアリ:
本当です。選ばれなかった選択肢は本来無害なんです。消えるはずの未来です。それが最近になって異常が発生するようになったんです。しかも大量に。私は本来、見守る立場なので貴方の世界には干渉出来ないんです。だから貴方が必要なんです。
俺:
いや、干渉出来ないって、織田さんにヒップアタックしたのはお前の方なんだけどな。
メアリ:
それは、貴方がいるからです。むしろ貴方の悪影響を受けているんです。
俺:
悪影響って言うな。てか、俺はなんなんだよ。その辺話してなかっただろ、お前。
メアリ:
そういえばそうでしたね。え~とですね、貴方は特異点なんです。特異点自体は珍しくないんですけど、現代には貴方しかいなかったんですよ。
俺:
特異点?
メアリ:
はい、特異点です。歴史に左右されない存在ってことです。
俺:
いや、簡単にまとめられてもわからんわ。ちゃんと説明しろ、ちゃんと。
メアリ:
う~ん、特異点っていうのはね。少し特別なんだよ。歴史っていうのは変わらないし変えられないって言ったよね。それは本来なぞるべき道標があって、そこからずれるのを良しとしないんです。その道標となるのが特異点なんです。歴史がずれそうになったりすると、その存在をもってずれを修正するんです。少し前には結構いたんですけどね、戦争とかで減っちゃったんです。
俺:
減っちゃったって、物みたいに言うな。じゃあ、俺がその特異点って事か。ずれを修正する力ってのが、異常に作用するってことか。
メアリ:
そういう感じです。本来干渉できない私でも、貴方という存在がいることで私も異常に干渉してしまうんです。
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