表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】完結ブーストを観測していただけなのに、日間完結ランキング2位まで行った話  作者: ましろゆきな


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/8

番外編:王冠の裏側にある業務(感想来てブチ切れる巻)

 感想は、少しずつ増えていった。


 最終的には11件。


 重複を除けば10件だった。


 そのうち、好意的なものは5件。


「読んで幸せで、自然に笑顔になってました」


「2人のこの後も覗いてみたいな」


 そんな言葉を、何度も読み返した。


 本当に嬉しかった。


 でも、正直に書く。


 ある感想を読んだ瞬間、頭が真っ白になった。


 内容は、外交という言葉の使い方についてだった。


 この国の公爵家が、なぜ外交という言葉を使うのか。


 設定としておかしいのではないか、という指摘だった。


 そして、その次の感想。


 日本語がおかしい。


 社会人の常識を身につけてから書いてほしい。


 とても読めたものではない。


 読み進めるほど、腹の底から怒りが湧いてきた。


 この作品のメインは、外交用語の考証でも、身分制度の研究でもない。


 もちろん、細部について考えていないわけではない。


 でも、何を描きたい作品なのかは、書いている自分が一番分かっている。


 そして、その部分を受け取って楽しんでくれた読者さんも、確かにいた。


 だからこそ、ただ相手を否定するためだけの言葉を見ると、余計に引っかかった。


 こういう「自分が気持ちよくなるためだけに、送り先のことを考えず投げつけてくる言葉」を見ると、いつも思い出すことがある。


 もう一つの趣味。


 創作人形の世界で、ディーラーとして活動していた時期があった。


 手作りだから数は少ない。


 良いものほど競争になる。


 丁寧に作っていることを知っているからこそ、それを手に入れられなかった悔しさだけで、作り手に噛みつく人もいた。


 そして、そういう言葉で心を折られて、去っていった作り手も一人や二人ではなかった。


 物を作って公開する。


 その行為には、どの分野でも似たようなことがついて回るのかもしれない。


 頭では分かっていた。


 でも、いざ自分に向けられると、やっぱり腹は立つ。


 一方で、数字は別のことも教えてくれていた。


 PVは85,000まで伸びていた。


 評価は★4.5を維持している。


 満足してくれている人が大半だった。


 こうして強い言葉を投げてくる人は、全体から見ればほんの一部だった。


 それでも。


 たった一件の強い言葉が、何十件もの静かな好意より重く残ることがある。


 3通目を読んだあたりで、決めた。


 もう、まともに取り合うのはやめよう。


 読んで幸せになったと言ってくれた人たちの声の方を、これからはちゃんと大切にしていこうと思った。


次回、これで終わりではなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ