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【完結】完結ブーストを観測していただけなのに、日間完結ランキング2位まで行った話  作者: ましろゆきな


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8/8

エピローグ:観測は、まだ続いている

 頂上は、8月2日だった。


 日間完結ランキング、2位。


 一週間前には、


「完結ブースト、今回はどうかな」


「いつも通り2〜3日で落ちるかな」


 そんなことを考えていた作品が、そこまで届いた。


 あれから、数字は少しずつ下がっている。


 当たり前のことだけれど、今回初めて、それを実感として味わっている。


 ここから先は、ほとんど蛇足かもしれない。


 ただ、少しだけ振り返らせてほしい。


 データを並べてみて、一つだけ気づいたことがある。


 PVが最も多かった日は、7月31日。


 85,137PV。


 でも、順位が最も高かったのは、その2日後の8月2日。


 その時点でPVは77,558まで落ちていた。


 一番読まれていた日と、一番見つけてもらえた日は、同じ日ではなかった。


「もう下がってきたな」


 そう思ったタイミングでも、実際にはまだ順位が伸びていた。


 数字を見ていたはずなのに、数字の意味を理解したのは、後からだった。


 そして、もう一つ。


 今回分かったことがある。


 一つの作品が届くと、その先には別の流れが生まれる。


 過去作を読みに来てくれる人がいる。


 シリーズを辿ってくれる人がいる。


 自分でも忘れかけていた作品まで、誰かの目に触れることがある。


 作品単体ではなく、「作者」という単位で読まれる瞬間がある。


 それは、今まで経験したことのない感覚だった。


 なぜ、この作品はここまで届いたのか。


 正直、今も完全には分かっていない。


 普段の自分の中での相場は、完結ブーストで5,000〜10,000PV程度だった。


 それが、数日後には日間総合2位まで届いていた。


 原因を一つに絞ることはできない。


 タイトルなのか。


 設定なのか。


 投稿タイミングなのか。


 読者さんとの相性なのか。


 それとも、その全部なのか。


 分かったのは、ただ一つ。


 自分が狙って完璧に当てたわけではない。


 予想外の流れが起きて、その数字に置いていかれないよう、必死についていっただけだった。


 ランキングは、まだ少しずつ動いている。


 この観測は、たぶんもう少しだけ続く。


 そして、この一週間、ランキングばかり見ていたわけではなかった。


 同じ大陸の、違う国で起こる物語。


 6本のシリーズとして描く世界。


 そんな構想が、「お迎え」の数字を眺めている合間に、静かに形になっていった。


 8月9日。


 新しいシリーズが始まる。


 観測を続けながら、次の物語も、もう動き出している。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


このエッセイは、「どうすればランキングに入れるか」を書いたものではありません。

一人の作者が、投稿後に起きた出来事を、その時の気持ちと数字をもとに記録した観測日記です。


同じ出来事は二度と起こらないかもしれません。

それでも、どなたかの創作や投稿を楽しむきっかけになれば、とても嬉しく思います。



そして私は、また新しい物語を書き始めています。


もしどこかで見かけたら、その時はまた読んでいただけたら嬉しいです。

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