0日目(後半):思ったより、反応が早い
投稿初日。
PVは22。
投稿時間が22時40分だったので、この数字は想定通りだった。
投稿二日目。
PVは75。
数字としては、まだ決して大きくはない。
ただ、一つだけ気になることがあった。
評価2人、ブックマーク3件。
PV数に対して、読者の反応が妙に早かったのである。
「地味だけど、反応が早い。何が違うんだろう?」
この時点では、まだ理由は分からなかった。
改めて振り返ると、この作品はタイトルから発想した作品だった。
婚約破棄ものといえば、婚約破棄された女性を男性が迎えに行く──そんな構図が定番だ。
ならば、逆にしてみたらどうだろう。
婚約破棄された令嬢が、同じく婚約破棄された令息を迎えに行く。
発想は、それだけだった。
少し変化球ではあるものの、「分かりやすすぎるかな」「地味かもしれないな」という気持ちもあった。
ところが、読者さんの反応を見る限りでは、むしろその分かりやすさが良かったのかもしれない。
投稿三日目以降も、PVは少しずつ伸びていった。
75PV、109PV、244PV、356PV。
日を追うごとに、閲覧数が増えていく。
私の場合、1日300PVを超える作品はそれほど多くない。
「婚約破棄された令息をお迎えする」という少し変わった切り口が、読者さんに受け入れてもらえたのだろうか。
「これは最後まで読んでもらえそうだ。」
そんな手応えを感じて、ひとまず安心したのを覚えている。
もちろん、この時はまだ、それ以上のことは何も考えていなかった。
私の中では、「いつもより少し反応のいい作品」。
ただ、それだけの認識だった。
次回、予定通り完結。──そのはずだった。




