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完結ブーストを観測していただけなのに、日間完結ランキング2位まで行った話  作者: ましろゆきな


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2/6

0日目(後半):思ったより、反応が早い

 投稿初日。


 PVは22。


 投稿時間が22時40分だったので、この数字は想定通りだった。


 投稿二日目。


 PVは75。


 数字としては、まだ決して大きくはない。


 ただ、一つだけ気になることがあった。


 評価2人、ブックマーク3件。


 PV数に対して、読者の反応が妙に早かったのである。


「地味だけど、反応が早い。何が違うんだろう?」


 この時点では、まだ理由は分からなかった。


 改めて振り返ると、この作品はタイトルから発想した作品だった。


 婚約破棄ものといえば、婚約破棄された女性を男性が迎えに行く──そんな構図が定番だ。


 ならば、逆にしてみたらどうだろう。


 婚約破棄された令嬢が、同じく婚約破棄された令息を迎えに行く。


 発想は、それだけだった。


 少し変化球ではあるものの、「分かりやすすぎるかな」「地味かもしれないな」という気持ちもあった。


 ところが、読者さんの反応を見る限りでは、むしろその分かりやすさが良かったのかもしれない。


 投稿三日目以降も、PVは少しずつ伸びていった。


 75PV、109PV、244PV、356PV。


 日を追うごとに、閲覧数が増えていく。


 私の場合、1日300PVを超える作品はそれほど多くない。


「婚約破棄された令息をお迎えする」という少し変わった切り口が、読者さんに受け入れてもらえたのだろうか。


「これは最後まで読んでもらえそうだ。」


 そんな手応えを感じて、ひとまず安心したのを覚えている。


 もちろん、この時はまだ、それ以上のことは何も考えていなかった。


 私の中では、「いつもより少し反応のいい作品」。


 ただ、それだけの認識だった。


次回、予定通り完結。──そのはずだった。

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