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完結ブーストを観測していただけなのに、日間完結ランキング2位まで行った話  作者: ましろゆきな


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1日目:完結したので終わり、のはずだった

 7月26日。


 予定通り、最終話を投稿した。


 この時点で期待していたのは、いつもの完結ブーストだった。


 過去の経験から考えると、うまくいけば今日から明日にかけて5,000〜10,000PVくらい。


 それくらい伸びてくれれば十分。


 そして、もう一つ期待していたことがあった。


 感想ももちろん嬉しい。


 でも、この時、一番欲しかったのは、創作について話せる相手だった。


 せっかく完結ブーストで人の目に触れるなら、誰か一人でも創作について語り合える人と出会えたらいい。


 そんなことを考えていた。


 最近は、創作論について考える時間が増えていた。


 行き詰まっていたわけではない。


 ただ、自分はなぜこういう物語を書くのか。


 他の書き手さんは、どんなことを考えながら作品を組み立てているのか。


 そんなことを知りたくなっていた。


 翌日。


 PVは合計7,000を超えていた。


 もちろん嬉しかった。


 ただ、この時点ではまだ、「いつもより少し大きな完結ブースト」くらいの認識だった。


 過去最高クラスの露出ではあったけれど、私の中ではまだ想定の範囲内だったのである。


「これで誰か一人でも、創作論を話せる人が見つかったらいいな。」


 そんなことを考えながら、ランキングやPVを眺めていた。


 そして、完結から3日後。


 7月29日。


 異変は、ここから始まった。


 一時間で2,500PVずつ増えていく。


「……どうなってるんだ?」


 完結直後なら、完結ブーストとして理解できる。


 でも、完結から3日経っても勢いが落ちるどころか、むしろ加速している。


 PVは伸び続け、ランキングも上昇。


 そして、この日、初めて誤字報告をいただいた。


 ランキング上位作品でしか見たことがなかった反応だったので、単純に驚いた。


 夜には、日間完結ランキング一桁が見えてきた。


 最初は三桁に入っただけでも嬉しかったランキングが、少しずつ順位を上げ、気がつけば一桁が見える位置まで来ていた。


 それでも、この時はまだ、現実感がなかった。


 私の中では、「少し大きな完結ブースト」が、なぜか終わらない。


 その程度の認識だったのである。


次回、「完結ブーストでは説明できない数字」が現れ始める。

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