64.上級ダンジョンクリア!
【経験値1万倍カレー】は規格外だった……。
まず、滅茶苦茶美味しい。
5合炊いた米を3人で食べてしまった。
カレーも張り切って、ルーを一箱使って10人分くらい作ってもらったけど完食。
そして、レベルも一発で上がった!
「うむ。予は満足じゃ!」
言われなくても満足そうなのはわかるよ! でもいいホント気分だな。
「そうだな。満足じゃ!」
「はい。満足じゃ!」
「コラ、真似をするでない!」
「「はははっー!」」
しかも楽しいよね!
◇◇◇
この調子で、冷凍していたエンドウ豆で【経験値1万倍豆ご飯】。
栗を拾って【経験値1万倍栗ご飯】。
裏山でキノコを採ってきて【経験値1万倍キノコご飯】。
そして、完成した梅干しで【魔力回復付き経験値バクダンおにぎり】!
【経験値1万倍ハヤシライス】に【経験値1万倍どんぶり各種】!
料理上手なシーナちゃんがいてくれて良かった。
1ヶ月以上、ずっと食っちゃ寝生活をしてしまっていた……。
まあ、畑仕事はしていたけれどね。
「ちょっと太っちゃったかな……」と呟くと、
「そうなんですよ〜。私も怖くて体重計乗れないです!」
「いや、シーナちゃんは細いから、まだ大丈夫だよ!」
「『まだ』って何ですか?『まだ』って……。でも、なかなかついて欲しいトコロにはつかないんですよね……」
む……?
ついて欲しいトコロとは……?
確かに俺は大きいのが好きだが、シーナちゃんのも大好きだよ。
……直接見たことはないが、水着越しに見た感じ、可愛らしくてドキドキしちゃうもの。
う、気持ちの悪いオジサンになっちゃうからやめようね。
「そんな事より、ステータス確認しようよ。めっちゃレベル上がっただろ」
「む、エイガさんにとっては『そんな事』なんですか?」
上目遣いのシーナちゃん。めっちゃ可愛くて、それこそドキドキするぜよ。
「いや、まあ、その……なんだ」
「ふふふっ。ドギマギする可愛いエイガさん見れたから良しとします!」
そんなでよければ、いつでもドギマギさせていただきますよ!
◇◇◇
【三雲 瑛雅】
レベル: 45(11UP!)
称号: 勇者
戦闘力: 115(+3)
持久力: 90(+2)
魔法力: 115(+3)
魔力量: 90(+2)
器用さ: S
運: S+
【椎名 薫】
レベル: 45(12UP!)
称号: くノ一
戦闘力: 102(+3)
持久力: 115(+3)
魔法力: 72(+2)
魔力量: 72(+2)
器用さ: S+
運: B
【ユキ(実体モード:年齢=レベル)】
レベル: 16
称号: ダンジョンマスター
戦闘力: 48(+3)……[幽体:16]
持久力: 63(+3)……[幽体:21]
魔法力: 120(+6)……[幽体:165]
魔力量: 110(+6)……[幽体:55]
ユキちゃんは変わらず……。
だけど俺達のレベルは爆上がりして、とうとう超級のステータスの基準と言われる「100」を余裕で突破していた。
「獅子丸キマイラも倒せそうだな」
「はい! もうあの時の私達とは違いますよ!」
◇◇◇
一撃とはいかなかったが、楽勝だった。
あれだけ苦戦した強敵を、あっさりとステータスで蹂躙したんだ。
【獅子丸キマイラ】は相変わらずの竜巻で、こちらにタメを作らせない。
だから何だというのだ。
通常攻撃でもある程度ダメージが通る。それに俺にはバスターショットだけじゃない。
単体攻撃スキル【孤狼堕】!
孤高の一匹狼をも葬る大技。素早い狼にも対応できる、タメのいらない単体攻撃スキル!
俺の剣【勇将牙】にスキルを乗せて放つ!
「堕ちろ獅子丸――【孤狼堕】!!」
通常攻撃で削りまくってはいたが、勇将牙の一撃が獅子丸キマイラのトドメを刺した。
――上級ダンジョン、討伐完了である!
ご飯が美味しい季節になってきました。
ユキちゃんのダンジョンで育てた家畜も経験値になるのですが、書ききれなかったなぁ。




