↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/73

54.再会


姫路駅に着いた。



ユキちゃんは初めて乗る新幹線が楽しかったようで、実体モードでお菓子を食べながらご機嫌だった。

シーナちゃんとの何でもないような会話も弾んで、楽しかった。


「ほぉ~、速いのぉ」

「ユキさん! 見てください、富士山ですよ!」

「おぉ~、大きいのぉ」

とか、

「名古屋過ぎたから、半分以上来ましたね」

「そうなのか? となればここは尾張かの? 昔は何日もかかったが」

「ユキさん、ここまで来たことがあるんですか?」

「伊勢神宮へ参る時に寄ったことがあったかのぅ。お味噌が有名じゃったかな」

「へぇ~、伊勢神宮へってどんな旅だったんですか?」

「昔は歩きじゃったからなぁ」


話は尽きない。あっという間に姫路駅だった。


シーナちゃんには失礼かもしれないけど、女子中学生2人を引率する親の気分だね。


2人ともめっちゃカワイイです。ニタニタして見守る中年男性は通報事案かもしれないけど。


◇◇◇


駅を出るとバスロータリーがあり、ちょっとした広場があったりした。

駅から大通りが北に向かって伸びており、その先には堂々として禍々しい気を放つ姫路城がそびえ立っていた。


【超級ダンジョン:姫路城】

姫路城本丸を中心として、5つの派生したダンジョンが存在する。


大手門ダンジョン: 【瑛沙の東翼】が攻略して無力化済み。

城山ダンジョン(北側): 上級クラス。実害が薄く上級パーティの狩場。

動物園ダンジョン(東側): 上級クラス。同じく上級パーティの狩場。

西の丸ダンジョン: ★今回攻略対象。本丸攻略の足がかり。

お菊の井戸(本丸直前): 西の丸を落とさず入ると、背後からモンスターが溢れて詰む。


お菊さんには聖属性や光属性がよく効くらしいので、聖女と聖騎士のいる【瑛沙の東翼】には相性が良いと考えられる。


しかし、西の丸ボスの【千姫】と、【瑛沙の東翼】のメインアタッカー・高橋東悟の相性が悪く、攻略できないでいるらしい。


西の丸ボス【千姫】: 弱点は闇属性(物理無効・高い魔法耐性)

お菊の井戸ボス【お菊さん】: 弱点は光属性


やはり超級ダンジョン、一筋縄ではいかないようだ。

更にメインアタッカー東悟の称号は「侍」。サムライが将軍の孫に刃は向けられないよな。って冗談ではなく本当に腕が鈍るらしい。


◇◇◇


大手門前で待ち合わせ。

堀は汚いが、鯉が泳いでいて白鷺が辺りにいる。

アイツらが討伐して、この平和な風景を取り戻したんだよな。


【瑛沙の東翼】の3人が門の前で待っていてくれた。

ゴツい男が、高橋東悟。親友だった男だ。

隣にいる背が高くてバレーボール選手のように格好いい女性が、蔦谷翼。聖騎士で、東悟とは恋人同士。

そして、ボンキュッボンの美女が、東藤沙織。聖女で、昔好きだった女。……あ、今の無し。


橋を渡り、偉丈夫な男性とハイタッチする。

「東悟! 久しぶりだな」

「おう。サオリから聞いている。強くなったそうだな」

「いや、まだまだだよ。今日はサポートに徹することにする」

「よろしくな」


「三雲君、元気そうね」

「蔦谷さんも元気そうだね」


「よろしくね」

「うん。あ、紹介するよ。闇魔法が使えるユキちゃんと、斥候でくノ一のシーナちゃん」


「うむ」

「よろしくお願いします!」


「よろしくお願いします。って、キャー! なに2人とも、めっちゃカワイイじゃん! ハグして良い!?」


言われるままにハグされて、揉みくちゃにされる2人……。

ユキちゃんは抵抗しようとしたが、蔦谷翼は超級の聖騎士……!


おい蔦谷、さっきまでのクールビューティーな感じはどうした?

「でしょ! 私もそう思うのよ。誘ってよかったでしょ!」


おいサオリ! 

俺達を誘ったのは、ユキちゃんの闇魔法の力を借りたいからでは無かったのか……!?


偶然か、今ちょうど姫路に向かってます。

シーナちゃん、今姫路に居るんなら、会えると良いなぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。