50.ダンジョン酔い
シーナちゃんの作ったおせち料理を食べて正月が過ぎ、バレンタインにはシーナちゃん手作りのチョコケーキを食べて、春が来た。
食事が美味しいと、毎日が楽しい。
ましてや、ユキちゃんとシーナちゃんという超絶美少女と暮らしている。楽しくないなんて、言えそうもない。
ダンジョンには週2日のペースを守ることにした。
あまり長期間ダンジョンに潜ると「ダンジョン酔い」と言う状態になり、疲労が抜けなくなる。
ずっと疲れた状態になるという事。
1週間とか連続で泊まりながら潜った場合は、2週間くらいのインターバルが必要だったりする。
この「ダンジョン酔い」問題が、ダンジョン攻略が遅々となる原因であったりする。また、超級パーティが、難易度の低いダンジョンに挑戦できない理由にもなっている。
中級ダンジョンの助っ人に来てくれたサオリは、かなり特例で、それだけあの庁舎を取り戻したかったと言うことだったのか。それでも、1日しか割けなかった。
今の【雪の使徒】の活動なんだが2日はダンジョン。2日休んで、3日畑仕事。
なかなか良いリズムで一週間が過ぎていく。
畑仕事は、毎日何かしらやりますが⋯
◇◇◇
ハウス内のイチゴは、春先から採れ出した。上手くやれば冬でも、採れるそうだけど温度管理とかが難しかった。
イチゴが採れだすと、シーナちゃんは嬉々として頬張りながら、イチゴを収穫している。
頬張って、ほっぺがプクッと膨らむシーナちゃん。可愛すぎて悶絶モノだね。
いっぱい作っておいて良かったよ。
春になると想うことが一つある。
ここに来て1年経ったんだなと。
冬にはあまり収穫はできなかったけど、畑を耕したりするだけでも経験値が入る。イチゴはあのゴマみたいなやつ一つ一つに経験値があるようで、なかなか上がらなくなっていたレベルも上がった。
いっぱい作っておいて、ホントに良かった。
シーナちゃんのために、イチゴは滅茶苦茶作ったので、1日100個とか食べれた。
それでも食べきれないので、ジャムにしたり、贅沢にミキサーでジュースにしたり。
イチゴ効果でレベルも上がり、もう誰にも「ゴミステータスのクソ雑魚勇者」なんて呼ばせない。
上級探索者としても、胸を張れるステータスになってきたよ。
ユキちゃんも中ボス周回してレベルが上がってた。
【三雲 瑛雅】
レベル: 33(2UP!)
称号: 勇者
戦闘力: 79(+3)
持久力: 66(+2)
魔法力: 79(+3)
魔力量: 66(+2)
器用さ: S
運: S
【椎名 薫】
レベル: 31(2UP!)
称号: くノ一
戦闘力: 60(+3)
持久力: 73(+3)
魔法力: 44(+2)
魔力量: 44(+2)
器用さ: S
運: B
【ユキ(実体モード:年齢=レベル)】
レベル: 15(1UP!)
称号: ダンジョンマスター
戦闘力: 45(+3)……[幽体:15]
持久力: 60(+3)……[幽体:20]
魔法力: 114(+6)……[幽体:156]
魔力量: 104(+6)……[幽体:52]
ステータスの一般的な目安としては――
20~40: 初級ダンジョン適正
40~60: 中級ダンジョン適正
60以上: 上級ダンジョン適正
……そして100以上が、超級ダンジョンに挑む「化物」クラスらしい。
ってのは前も説明したと思うが、60以上のステータスがあれば確かに上級ダンジョンでも戦えるけど、ボスを斃して超級へ行くなら100以上のステータスが必要だ。
そして超級ダンジョンは、魔法力127のサオリでさえ手こずる地獄のような場所。
まだまだ伸ばさないとダメな場面だな。
サオリ達でさえ、上級ダンジョンをクリアするのに5年以上かかったんだ。焦ることは無い。
◇◇◇
そうだよ。今年の秋には、コメが採れるはずだ!
玉ねぎ、じゃがいも、ニンジン、そしてご飯!夢の1万経験値カレーも夢じゃないよね!
「エイガさん! コレやっぱ楽しいです!」
水を張った水田に、トラクターで乗り込み、代かきをするシーナちゃん。
か、可愛すぎる。
農業女子って、なんか流行りそうだな。
超級のステータス例
【東藤沙織】
聖女
レベル:60
戦闘力:67
持久力:95
魔法力:127
魔力量:97
【蔦谷翼】
聖騎士
レベル:65
戦闘力:102
持久力:110
魔法力:96
魔力量:95
【高橋東悟】
レベル:68
戦闘力:132
持久力:145
魔法力:61
魔力量:70




