↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/73

37.デート


「お願いします」

ダンジョン協会へ中級ダンジョンのドロップ品と、剥ぎ取った素材を納品する。

「凄い量ですね……」


確かに……。


あまり考えずに集めまくったから、山の幸がいっぱいだ。

薬草の束、果実とか、木材なんかもあある。そう言えば、木のモンスターもいたからな。

ボスイノシシの毛皮とか牙、雑魚モンスターからも様々なドロップ品が出たな。

「シーナちゃん。これストレージの容量、前より多くない?」

「レベル上がりましたから、前の軽トラの荷台くらいの容量になってます!」


「そうなんだ。……あ、じゃあ引っ越――」

ストレージが足りないから引っ越しできないって言ってた。戻ったなら引っ越せちゃうな。


ずっと居ても良いよと言ったものの、決めるのはシーナちゃん。


「えっ? なんですか?」

「あ、引っ越……いや、なんでもないよ」

「はい。なんでもないんです」


今までだって、引っ越し屋を手配すれば良いだけなのに残ってたし。出ていきたいなら自分から言うよね。


「なんでもないんですからね!」

と、念を押された。


「まあ、俺はずっと居て欲しいし良いんだけどね」


「そういう事です」

と言いながら、なんか照れてるシーナちゃん。


なんか会話が噛み合わないようで噛み合うな。


まあ、シーナちゃんが良いなら、本当にずっと居て良いからね。


◇◇◇


「でも、凄い金額になったね」

サラリーマンの年収くらいの額を2日で稼いでしまった……。


まあ、半分を活動費にするから、俺が手に入れるのは四分の一だけど……。


中古でなら車が買えるがどうしよう。


もう2回貯めて、四駆を買おうか……。

「あの、四駆の車を買うと言ってましたので、今回の活動費から確保しておきますね。何回か中級ダンジョンを攻略すれば買えますよ」


「あれ? 俺の取り分から買うつもりだったんだけど……」

「車はパーティの活動に必要だから、活動費から出しますよ。経費申請できますし……」

「そうなんだ……」


探索良し、戦って良し、ストレージ良し、連携良し、顔良し、性格良し、料理良し、更に経理まで良しなんて……。

優秀すぎる。俺のパーティにはもったいないくらいだよ。


……スタイルは、……まあ、カワイイから良し!

カワイイからね。小さくてカワイイ。ちいかわだね!


「エイガさん。何か失礼な事を考えてませんか?」

あ、ヤバい。1点を凝視していたのがバレた? 正しくは2点だけどね。


ご機嫌を取らないと……!


「いや、シーナちゃん優秀だから、お嫁さんにできる人は幸せだなって!」

「もうっ、エイガさん! そういう所ですよ!」

怒られちゃったけど、ご機嫌はめっちゃ良くなった。


◇◇◇


その後、一緒に映画を見たり、ゲーセンで遊んだり。

UFOキャッチャーで数千円使ったのは内緒だよ!

その後、シーナちゃんが100円で取っちゃったのも内緒ね。


「楽しいね」

笑って言うと、シーナちゃんも笑顔。

「はいっ。めちゃくちゃ楽しいですっ!」


「もう一箇所だけ行くところがあるんだ」

まとまったお金が手に入ったから買えるものがある。

何より、今回はシーナちゃんへのご褒美だからね。


「えっ、どこですか? って、ここは……」

ダンジョン産のアイテムとかが売られている店が、このショッピングモール内にあった。

少しガッカリしたようなシーナちゃんだけど。ゴメンね。お洒落な店じゃないんだよ。


「すいません。これ見せてもらえますか?」

「あ、はい。どうぞ」

厳重な箱から、ネックレスを取り出してもらう。


端末の鑑定機能を使う。

【身代わりのネックレス】

装備していると、致命傷を一度だけ無効化できる。

ただし所有者の全魔力消費、1分間の硬直。


破格の性能だよな。

「確かに。店主、これ買うよ」

「まいど」

素っ気ない店主だけど、知らん仲じゃない。愛想は悪いが、良い奴なんだよ。昔の探索仲間。


中級ダンジョンを攻略して端末に溜まった7桁の数字が一瞬で無くなるが、車を買う必要もないし、これで良い。

「シーナちゃん。これ……」

シーナちゃんの後ろに回って、ネックレスをつけてやる。

「えっ!」

「これ、致命傷を肩代わりするやつだから付けておいてね」

「えっ、えっ……!?」

「あれ、あんまり気に入らなかった? でも、命には代えられないからね」

「いえ、ビックリして……。嬉しすぎてよく分からないです。でもコレ、高いんじゃ……」


まあ7桁円だからね。軽自動車くらいなら買えるか……。

「大事なパーティメンバーの命だからね。安いもんだよ」

「大事……ぐすっ」


シーナちゃん、ネックレスを触りながら泣いちゃった。


泣くほど嬉しいなら良かったけど……。

泣くほど嫌だったら、俺が泣くよ。


でも「嬉しい」って言ってたよね!

私もシーナちゃんとデートしたいなぁ。


エイガ「たとえアンタ(作者)でもシーナちゃんは渡さん!」

シーナ「そういう所ですよ。もう!」

ぽっ⋯


うーん、書いてられんな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。