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一話「禍々しい世界」
真っ暗で不気味な世界。
何か体に重みを感じる空気。
そして無数に並び立っている墓や棺。
空から落ちてくような感じで止まっている逆さの船の無数の剥がれ落ちた板。
無数に飛んでる無数の黒い本。
戦車だっただろう車の骨組み。
私たちが飛んだ世界はそんな禍々しい世界だった。そして金色のあの紙に載った仮面を付けた神は今もなお貼り付けになっていた。
「奴を助けに来たか」
声は私たちの前から聞こえた。若い女性の声で白い鬼の仮面を被っていた。あまりにも周りが黒いのでその鬼の仮面が白く浮き出て見える。
「お前が新神か?」
「いかにもそうじゃが……口には気を付けろ。後考えてないだろうが、女の声だからとてお前らが服を脱いで裸になろうがあまり変わらないぞ。まぁ、やったら私を馬鹿にしたということで血祭りにするがな」
新神は嘲笑うかのような声を出して笑うのだった。私たちと神の戦いがこれから始まるのだった。




