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四話「干からびた天使」
私たちが梯子の上を上り切ると、そこにいたのはアルファと桃姫さん、そして高い高い鉄の棒の上に乗っかるプラスティックのカバー。その中に伸びた鉄の棒に貼り付けとなった薄い木の枝が四本ぐらい伸びた小さな木だった。いや、違う。干からびた羽の付いた人……いや、天使だ。そう、そこにいたのは有川さんだった。
「アルファ、どういうことだ?」
「言っただろう?俺らが触る前からこうなってたんだよ……おい、桃姫!!」
バルトロイドに目掛けて翼を広げて突進しようとする彼女をアルファは無理矢理止めた。彼女を押さえている部分が両胸であるにも関わらず。
「お前のせいで……先輩は!!」
「……(なぜ止める?俺はそれをする罰を受ける覚悟がある)」
「じゃあ、何で俺よりも辛そうな顔をしている?あの紙にある写真の雲の字の『ごめん』は何だ?そんな顔をしていても誰一人救えねぇ」
私はバルトロイドの顔を見ながら言う。黄金の紙切れには確かにそれがあった。だからこそ彼と共に行動している。そんな時に一人の声が鳴り響く。
「そろそろかと思って出てみれぱ……何事だ、これは」、と。




