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七話「まだ見ぬ顔」
私たちが中に入ると薄暗い光で照らされた壁の色もまた薄赤色の血のようなもので染められていた。
階段を上ろうとしたが、その前に黒いゴスロリの小さな女が立っていた。私は彼女のことを思い出そうとしたが、さすがに思い出せなかった。
「はじめましてですわ。あなた方はどちら様なの?そう。死にたいのね。いいわ、手伝ってあげましょ。壁に塗られた人たちのように」
「挟む口なしかよ。うぉ!!」
私たちに向かって黒い大きな鎌が三つ刃として分かれているそれが迫って来るのだった。しかし私たちはそれぞれ逃げ切ったのだ。
「私の名はメアリー。あなた達の首を欲しがる清らかで愛嬌のある麗しき姫よ」
「……(嘘だな)」
「姫ねぇ。あなたのパンツは何色かしらね、お嬢様?」
ちょっ、ランバースさん?何言ってるの?
「はぁ?ばばぁの分際で私のパンツになんて」
「……(あっちの方がばばぁじゃね?)」
バルトロイドさん!?っていうか私、さっきからツッコミまくってるのはなぜだ。
「そうね。なら、あなた自分の顔を鏡で見たことあるかしら?」
「は?あるわけないじゃない。だって私の顔は鏡を見る必要も無いほど美しいのだから」
ランバースさんは私に頷く。なるほど、そういうことかと思って頷き返すのだった。




