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四話「銀に負けぬが故の黒」
睨みつけていた私たちだったが、私を見てアキレスは笑い出す。
「ふはははは。そんな剣で何が出来る?剣一本で何も変わらねぇよ」
「いや、変わるさ。この剣にはお前になんて分からねぇ、色んな思いが積もってんだよ。なぜか今はこの剣だけになってたが、色んな武器が色んな使命や想いを乗せてこの剣と合体し、ある奴を倒した。この黒い色も色んな想いを巡っての色だ」
「ごちゃごちゃ言っても分からねぇよ」
「口で分からねぇなら……体で教えてやるよ」
私は飛び跳ねるなり、剣を振りかざしながら「国境国境」と叫ぶ。私が狙ったように彼の左腕は銀色を輝かしながら思い音を立てていた。
「よしだ……けんぞう……吉田健三!?聞いたことがある。どこかのでかい魔王を倒した野郎がいると。まさかお前がか!?」
「あぁ、俺だ。今さら、謝られても止めやしないぞ」
「俺が謝る?謝るのはてめぇだ」
彼の落ちた左腕が液体になり、彼の切り取られたそこにまた再生した。しかも両腕に大きな銀色の棒……いや、剣まで生えていやがる。
ついに彼との最終決着が今、起きようとしているのだった。




